just dance 12 ページ12
涙が止まらない私は質問に対して上手く答えられなくて懸命に首を横に振った。
触られるのがいやだなんて、思ったことなんてないよ。
それでもホソクくんはそっと私の手首を離して困ったように笑って。
HS｢……泣いてる理由は俺なんだよね？｣
｢……っ違いますっ……ホソクくんのせいじゃなっ｣
HS｢……俺じゃないなら誰が泣かしたの？
早く言わないとそいつを今から殴りに行くけど。｣
泣いてる理由は全部自分のせい。
奥手で引っ込み思案で根暗で相手に言いたいことが言えない自分が嫌なだけ。
本当はね、ちょっぴりヤキモチを妬いてしまってる自分に戸惑ってる。
付き合ってからは自分で二人の関係をヒミツにしたい、なんて言ったくせに……ホソクくんは皆のホソクくんなんだと言い聞かせてたくせに好きが強くなればなるほど醜い感情が出ちゃって、自分でも戸惑ってるの。
……こんな自分、知らなかった。
見た目も性格も地味で目立ちたくないくせに一丁前に社内で１番人気者で太陽みたいなあなたを好きになって……まさか思いが通じ合って。
自分に自信がないからっていじけて諦めて努力さえしないくせにホソクくんの隣にいたいだなんてわがまますぎる。
｢……ホソクくんっ……私を殴って下さいっ……｣
HS｢…………はぁっ……！？｣
｢……だって……っ……私は私が嫌いで泣いてるだけでっ……
こんなんじゃきっとホソクくんは私なんかっ……｣
HS｢……えっ？……ちょ、待って。A、何言ってんの？｣
いきなり自分を殴れ、なんて私の言葉に酷く驚いた様子のホソクくんは目をこれでもかと見開かせていて。
……もう、あまりにも意味不明だしめちゃくちゃだ。
びっくりして当然だと思うけれど今、ホソクくんにひっぱたいてもらえればなんだか目が覚めてもっと前向きになれそう、なんてどこまでも思考回路がおかしくなってて。
再び私を落ち着かせようと腕を掴んだ彼にまた一喜一憂してぼろりと涙が流れてしまえばこの際、どうなってしまっても構わないから自分の気持ちをきちんと伝えたいとすら思えて。
私の腕を掴んだホソクくんのその手を取り、自分の頬に押し当ててみれば途端に胸もカラダも熱くなってしまい、我慢できずに不謹慎にもここがオフィスだという事を無視して私はあなたの胸に飛び込んだ。
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(名前)ななナル(プロフ) - もう何度も読み返してます^_^大好きなお話です。 (2021年5月29日 22時) (
レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - kuro｡｡さん» 読み返してくれるだなんて感激です！これからも好きでいて頂きたいので作者また頑張ります！テヒョン編も読んでくれたら嬉しいです(*^^*)コメントありがとうございます！ (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - あやさん» あやさん！？お久しぶりですー(*^^*)作者の妄想に付き合ってくださいね笑わーい頑張ろうっと(*^^*) (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - たきゆさん» 最高なコメントをありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！ドキドキを継続できるようがんばりますね！テヒョン編もはじまりましたのでよかったら読んで下さいね(*^^*)ありがとうございます！ (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» 嬉しいよー！いつもいつも本当に励みになります！ホソクくんは書いてて楽しかったし新鮮でした笑 次のテヒョン編もぜひぜひよろしくお願いしますね(*^^*) (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年5月24日 14時
