love is not over 10 ページ10
最初から分かってたはずだった。
私たちのレンアイには幸せな結末なんて存在しない、なんてのは分かってたはずだった。
グクはまだ中学生で私は高校生。
ただでさえ幼い私たちはそれ以前に血の繋がった姉弟で。
グクはどんな想いであの日、私に告白したのかな。
……きっと私が一番近くにいたから、身近な存在だったからそういう対象になっただけなんだよね、なんて言い聞かせるしかなくて。
……優しく私を抱かないで。
そんな声で私の名前を呼ばないで。
これ以上、好きの気持ちを大きくさせないで……
JK｢……A、好き……大好き、……んっ｣
｢……っグク……んっ、……あっ…｣
あなたの腕の中で乱される事に喜びを感じるのも今日で終わり。
揺れる視界から見える普段の可愛いその顔からは想像もつかない男らしい表情やカラダ、私を撫でる指先……大好きな香り。
……好きだよ。私だってグクが大好きなんだよ。
ぼやけていく視界の中、間違いさえ無視してこの長い夜が終わらなきゃいいのにって身勝手だけど思っちゃうよ。
でも、やっぱり私はこれ以上あなたをこの間違いに引きずり込む勇気はないし愛を語るには私たちは幼すぎるから。
このレンアイは終わりにしよう、グク。
あなたには夢があるし私、これからはそれを姉として応援する。
たくさん悩んだ。
家族4人で囲む食事や団欒のその空間、昔のアルバム。
受験勉強に全力を注ぎ、力試しに目指していた大学より更に上の大学も受験してみれば予想外に手応えを感じて合格して。
まさかの結果だったけれど、そこはこの家からはとても遠い場所でやっぱり私たちは離れるべきなんだと神様に告げられたんだと悟った。
JK｢……ヌナ。俺、この遠征で誰にも負けないように頑張る。
少しの間、離れちゃうけど帰ってきたらぎゅーって抱きしめてね？｣
｢……ふふっ。誰にも負けなかったらね？｣
JK｢……ははっ。約束だよ。じゃあ、行ってきます！｣
｢うん。あんまり無茶、しないでね
……グク……ばいばい。｣
玄関でちゅ、と触れるだけのキスを最後にグクは長期でサッカー遠征に行き、私はその間に荷物をまとめて。
……これで、いいんだよね。
グク、ごめんね。
私、これ以上あなたのそばにいるの耐えれない。
弱い私は逃げるように何も言わずに地元を離れたんだ。
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー！ドキドキして頂けるなんて感無量です！(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ；∀；)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です！またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん！ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー！嬉しいすぎます本当に嬉しいです！！そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます！また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月25日 3時
