俺とヒミツの恋、しよ？ 2

danger　23 ページ42

呼吸さえ奪うようなキスに跳ねたカラダを支えてくれる手は優しいのにその唇と舌は全くの逆。





それに加えてやわやわと下から持ち上げるように胸を揉まれて何が何だか分からなくなる。
カラダは勝手に跳ねるし奪うようなキスにはついていけなくて。









　


JM｢……可愛いって。Aは可愛いよ。
思ってるほど小さくなんかないしほら、ここだってちゃんと反応してる。……気持ちいい？｣




｢…んっ！……まって、…んむっ……ジミンちゃ、｣




JM｢……A、好きだよ。たぶん本当の俺はこっち。
俺の部屋での俺の行動は全部わざとだよ。
……優しくしたいのにそれ以上にどーにかしてやりたいって感情ばっかだった。｣









　
　
厭らしく揉む手が指先がイタズラに胸の中心を刺激してカラダが震えて。
甘い声で可愛い、とこのタイミングで言うなんてずるいと思う。





激しいキスの半開きの口から繋がる二人の唾液を無視してジミナは熱すぎる私の頬に手を添えると真っ直ぐ見つめて好き、なんて言うから全身が沸騰しそうで。






さっきは恥ずかしさや緊張の全部を無視して自分本位にジミナを知りたい、見たい、感じたい、と思ってたけどさすがにもう、限界。





　



　



　
｢……ジミナっ、……ふぇっ｣




JM｢…あー…Aの泣き顔たまんない…可愛い。
でもだめ。今からはもう泣いても俺、聞いてやんない。｣









　


　
　
パンクしてショートしてぶわっと涙が溢れて。
まさかのカミングアウトすら今はもうどう反応していいかも分かんない。





甘い声、甘い香り、声色は柔らかでもどこか強気で強引で。
私に触れる手は暖かいのにやらしく這うし、カラダは硬くてずっと大きくて。





記憶の中のジミナと目の前の色気が半端ないジミナの両方に脳が追い付かず危険、離れろ、と命令し、それに対してカラダは全く動かなくて。





…だって涙が流れる度に優しく掬うその長年のあなたの癖は変わってないんだもん。









　

JM｢…いっぱい泣いていいよ？
そうすればもしかしたら俺、優しくなるかもしんない。
まぁ今は無理。A……好き。もういい加減俺に我慢させないで。｣




｢…………！｣









　




　
そのちぐはぐな行動と言動、表情全てと纏う甘い空気は危険。
彼はきっと誰よりも……あざとい。









　









　







　

　
danger
　






　

俺とヒミツの恋、しよ？









you x JM









end.

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