love is not over 5 ページ5
何度も何度も唇を押し当てて何度も何度も私の名前を呼んで、何度も何度も繰り返し髪や頬撫でられて。
……好き、大好き。
余裕のないその声色や少し震えたグクの全部と突然の出来事で驚いているのに何故か私の心が震える。
JK｢……っヌナ。嫌なら突飛ばして。｣
離れた唇にほんの少し寂しい、と思ってしまった私はたぶん間違っていて。
｢……グクっ……どうして？｣
JK｢……ずっとヌナが好きだった。もう、弟でいたくない。
俺、まだガキだけどヌナを守りたい。
……Aの前では男でいたい。｣
普段は１度も私を名前で呼ぶ事のないグク。
仲はわりと良くてたまに互いの部屋を行き来したり夜中まで二人で布団に潜りながらホラー映画をみたり。
初めて見るいつものまだあどけない、可愛い顔とは違う男らしさと切ない表情、声。
だめ、と咄嗟にグクの腕を掴んだものの華奢な見た目以上の硬い腕が私とは違うんだと知らせて。
……こんなグク、私……知らない。
JK｢……早く突飛ばして。こんな俺、気持ち悪いなら今すぐ逃げてよっ……｣
私を苦しそうな表情で見つめて。
震えた声色で紡いだ言葉が耳に入ると同時に私の頬にぽたぽたと暖かいそれが落ちてきて。
辛そうなグクの全部に胸がぎゅっと締め付けられて本能的に私はぐいっと力強く抱きしめた。
｢……っグク……泣かないで。
大丈夫。私、離れないよ……気持ち悪くなんてない。｣
JK｢…………ほんとに、？
ずっと好きだった……ヌナしか見えなかった。
だめだって分かってるのに気持ち悪いはずなのに俺、止まらなかった、｣
自分の気持ちや理性や常識。
それらはグクより年を重ねている分、私は少しだけ大人で。
それでもグクの涙とその表情全てをこの瞳に映してしまえばカラダが勝手に動いて。
ぎゅっと抱きしめた瞬間にふわりと落ち着くグクの香り、私の行動に驚きながらもほっとし、ふにゃっと微笑んだその可愛さに愛しさがぶわーっとこみ上げてきて。
優しいその手や暖かい声、落ち着く香り。
いつだって私の１番近くにいたのはグクだった。
零れた涙をパジャマの袖で拭ってあげればまた微笑んで。
私の手をとり繋いで絡ませたグクは大好き、と言いながら私に優しくキスをした。
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー！ドキドキして頂けるなんて感無量です！(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ；∀；)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です！またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん！ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー！嬉しいすぎます本当に嬉しいです！！そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます！また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月25日 3時
