just dance 4 ページ4
カタカタとひたすらパソコンにデータを入力して、今日もひっそりと私は静か。
それでもまたホソクくんの姿を目にすれば顔がにやけちゃいそうでぎゅっとそれを我慢する。
お茶汲み当番だし、そろそろ部長がカフェイン不足になる時間帯。
仕事の手を止めて狭い給湯室で皆のそれを用意していればふいに背後で気配を感じた。
HS「……手伝おっか?」
「……ひゃっ!……びっくりした、……ホソクくんっ?」
HS「はははっ!相変わらず俺が話かける度にびっくりしてるよね。
俺、そんなに大きな声出してないんだけどなー。」
後ろから声が聞こえて振り向けばホソクくん。
くすくす笑いながら手を洗い、手伝う、なんて言って。
……ち、近いしまさかホソクくんが来るとは思わなかったから大袈裟に反応してしまう私。
Yシャツを腕捲りなんてしてるしそこから見える血管とか……あぁ、全部すき。
私がやるからいい、とやんわりと断るもにっこり微笑み今日は社内にいる人数が割と多いから、なんて言って結局手伝ってくれて。
戸棚の高い場所にある必要なものもさらりと背伸びもせずに取ってくれたし、その後ろ姿を見てしまえばやっぱり私はピョンテなんだろう。
彼が背を向けてるのを良いことにやっぱりその半身を見てしまう。
HS「……ははっ、わはは!
さすがにそんなに見つめられれば恥ずかしいってば。」
「…………へっ?」
HS「……気づいてないと思ってた?
Aさん、いっつも俺の下半身ばっか見てるよね?」
「…………!……み、見てませんっ!」
……なんてこった。
ホソクくんは背中に目でもあるのだろうか。
絶対にバレてない、なんて自信を持ちながらひっそりと見つめていたつもりだったのに。
必死に否定するも振り向いたホソクくんは優しいいつものスマイルを私に向けたまま一歩、また一歩とゆっくり私の方へと歩みを進めてきて。
どう上手く言い訳するかで頭がいっぱいな私は背中を仰け反らせながら一歩ずつ後退し、ひんやりとした壁の当たる感覚がしてしまえばびくりとした。
HS「……ねぇ、一体俺でどんな想像してんの?
普段のキャラとは逆でAさんって意外にえっちなんだ?」
見上げた先のホソクくんは片方だけの口角をきゅっと上げて。
初めて見るその表情は私の知らないホソクくんだった。
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そく - この物語全て大好きなんですけど個人的にジンくんが好きなので内容覚えちゃうくらい何度も見ました!もし主さんがこれを見てたらなんですけどBTSuniversestoryでこの物語を原作に作ってもいいでしょうか??ダメでも全然大丈夫です!私の心の中で作っときます(^ ^) (2021年7月31日 18時) (レス) id: 310a7f1ac2 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 恋撫さん» わぁー!読んでくれたんですか嬉しいですー!(*^^*)遊びきてくれてありがとうございます!私も応援してますお互い頑張りましょう( ≧∀≦)また絡んでやって下さいね(*^^*) (2020年10月18日 21時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
恋撫(プロフ) - war of hormoneの余韻がすごいです( ; ; )もう私は完全に無抵抗で堕ちました(笑)応援してます!!ときめきをありがとうございました! (2020年10月17日 20時) (レス) id: 4eea0a6eff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぎゃああああ!恥ずかしい!キュンキュンして頂けるなんて嬉しすぎます!(*^^*)これからもよろしくお願いいたします頑張りますね!(*^^*) (2020年10月16日 7時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
馬。 - ぎゃああああああやばい悶える。。...ベッドの上で踊ろうだって。え。え?()表現天才すぎません???好きなんですけど!!私も言われたい!!(ピョンテ)キュンキュンします。。応援してます (2020年7月31日 21時) (レス) id: b0bae0960c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年3月7日 20時