隣人猫【YG】 (ページ7)

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1時間目。初っ端から数学で自己紹介も昨日終わらせたせいか、直ぐに授業が入った。

それでも先生から纏う雰囲気が怖いせいかみんな文句を言わずに普通の授業を受けた。

YG｢まずは中学の問題の復習としてプリント配るんで20分後回収します。｣

げ、復習プリント、、

そりゃそうか。

とりあえずやれるとこまでやろうと意気込んだけど案の定どの問題もちんぷんかんぷんだった。

私は諦めて机の右端に落書きし始めた。

お、可愛く描けた、猫ちゃん。

そして夢中になってまたいろんな子達描いてると、様子見に机をうろちょろと回っている先生に気づかず、右手のすぐ上の机にﾄﾝﾄﾝｯとされ注意された。

その手になんとなく見覚えがあるなと思って不意に顔をあげたら、背中しか見えず教卓に向かっている後ろ姿だった。

思わずドキッとした。

だって、数日前コンビニであったあの白い男性に似ていたから。

きっと気のせいだ。

と自分に言い聞かせ注意されてしまったから仕方なくまたプリントに目を向けた。

嫌いな数学の授業が終わり、他の授業を受ければほとんどが自己紹介で終わった。

これは本格的に数学やらないと先生に絡まれるに違いないと思ったけど、ふとソヒョンが先生に対して無愛想だって言ってた事を思い出し、何故かこの時はまあ大丈夫でしょ程度で思いながら帰宅した。

初めての高校生活で疲れたせいか、土日はダラダラとテレビみたりゴロゴロとしたり過ごした。

そして月曜日。

今日からバイトが始まる。

4時の下校のチャイムがなり、家から近いコンビニへと向かった。

SJ｢Aちゃんだね、今日からよろしくね〜｣

『はい。よろしくお願いします。』

そこらよりまあまあかっこいい顔をした若い男性が店長のソクジンさんと言うらしい。

また男性か。

まあそりゃコンビニだからいるよね。

SJ｢まずは品揃えね〜｣

『はい。』

店長に丁寧に教えて貰い、自分で次々と品揃えをしていく。

それが終わればあれよこれよとまた別の仕事を教えて貰い、いつの間にか上がりの時間の10分前になった。

SJ｢もうすぐで8時だね。今日はこの辺にして上がっていいよ。また明日から頑張ってね。｣ﾆｺｯ

『はい。お先に失礼します。』

SJ｢はーいお疲れ様！｣

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