あの部屋 WZ ページ11
家に帰ると、ソクミンがこそこそと
いかにも怪しく寄ってきた。
WZ「どうしたソクミナ」
DK「ノートがあった場所を見て、
という伝言をヒョンあてに預かったので」
リビングには他のメンバーもいるので小声。
いつものビッグボイスで言われたら
たまったもんじゃない伝言をきき、
あの部屋に向かいかけた足を必死でとどめた。
最近あの部屋ではなんの作業もしていないし、
いきなり行ったら怪しいだろう。
それにしても…
WZ「ソクミナ、お前何知ってんだ」
任務を完了してほっとした表情を浮かべている
彼を軽く睨む。
DK「な、なんですか急に。何も知りませんよ」
こいつはほんとに隠し事が苦手だな。
WZ「…まあいいや」
一瞬、ほんの一瞬だけAがノートを
書くのを辞めた理由がソクミンにあるのではと
疑ってしまったが、まあ、彼に限って
そんなことは有り得ないだろう。
WZ「…はあ」
駄目だな俺。
優しいこいつを疑うなんて、かっこわりぃ。
WZ「まあいいや。さんきゅーな」
DK「あ、はい」
"イ・ジフンへ
この前は、酷いこと言ってごめんなさい。
イ・ジフンの気持ちを考えず、ノートを
返さなかったのも申し訳なく思ってる。
いつの間にか、ノートが全てになって、
イ・ジフンっていう存在が希薄になってた。
ノートがなくなって、全部終わったと
思ってたの。だからあんなことを
言ってしまった。
前さ、ノート一冊に私達の関係が
全部収まってるのが良いって言ってたじゃん。
私はそうは思わなかった。
儚い、って感じてた。
多分、ノートっていう外見しか
見えてなかったんだと思う。
ノートじゃなくて、イ・ジフンと
私の関係自体を大事にするべきだったし
大事にしたかった。
だって、イ・ジフンと喋るのすっごく
楽しいから笑
だからさ、直接会えるようになったけど、
これからも私はイ・ジフンとたまには
話したい。
ノートはないけど、この関係を大事に
したいって私は思うよ。
わがまま言ってるのは百も承知だから、
嫌だったらこれまで通り無視して貰って
構わないからね。正直、ご飯食べてもらえれば
満足だから笑 A"
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まーまや - めっちゃよかった、、！けど結局くっつかないまま終わったから煮えきらない泣でも、お疲れ様でした (2020年9月22日 7時) (
レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
まーまや - ふぁぁ。。主様のセンスを感じたのが、契約書の条件の最後にメンバーと仲良くすること、って言うのが間を開けて下の段に書いてあった(語彙力)のがセンスの塊だと思いました (2020年9月22日 6時) (レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - ユジンさん» コメありがとうございます、最後まで読んで下さりありがとうございました！そう言って頂けて本当に嬉しいです！ (2018年9月4日 15時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - りんかさん» コメ嬉しいです！！長い間お付き合いありがとうございました！！ (2018年9月4日 15時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ユジン(プロフ) - 完結お疲れ様です、この2人の距離感がすごく好きでいつも更新を楽しみにしてました、。 (2018年9月2日 0時) (レス) id: 74ca2245ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずテム
| 作成日時：2018年6月13日 20時
