僕らの青春

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片寄 涼太side



いつも通り起きて

青い空に雲が流れてるのを

ただ眺めていた







HIROさんが入ってきた

隣に来て、ゆっくり

話しかけてくれる



気のせいか、いつもより

聞こえやすい…





HIROさんがドアを

指さした





ドアに何かあるのだろうか



そう思って、見てみると



会いたくて会いたくて

仕方がなかった人達が

揃って、立っていた





驚いた…





何故か、少しだけ

声が出た





涼「…っぁ」






HI「涼太？」






「…っみ、な」





いつもは出ないと

諦めていた声


龍友君の前でしか

出なかった声


今日は

出せそうな気がした


だから、諦めずに


何度も声を出そうとした




無意識に

龍友君から貰った

ネックレスを握った




力になる気がしたんだ






玲「涼太君！！(泣

涼太君！！！」







玲於が、抱きついてきた


俺の事、嫌ってないのかな…







涼「れ、、おっ」







HI「涼太？

お前、声…」







亜「涼太」





隼「涼太君」





メ「涼太」





裕「涼太君」





皆の声が、聞こえた


はっきりと


水の中にいる時の様な

あの変な感じは

一切しない


はっきり、聞こえたんだ





「み、んな…

こえが、きこ…える(泣」






龍「涼太、皆の声

聞こえてるんか？」







「う、ん…」






龍「そんな…」







玲「涼太君！涼太君！

会いたかった(泣)」








「れお…会いに

来てくれたの？」






玲「うん！

遅くなってごめん！

ずっと探してたよ！」





ずっと…？

嫌ってなんかなかったんだ…

1人になんて

なってなかったんだ…



「っ…(泣

ありがとう…

皆、だい、すき」








HI「涼太」







「ひろさん…」




わかってる

戻れないことは…





HI「よく頑張った

もっと早く会わせて

やれば良かったな？

ごめんな」







「ひろさん

めいわくばっか

ごめんなさい」







HI「迷惑じゃない

涼太に、お知らせだ」






「え？」






HI「涼太には、モデルと

俳優をメインで活動して

貰って、英語と中国語を

いかして、色んなとこで

ピアノ演奏して

ピアニストとしても

活動してもらいたい

もちろん、作詞もね」






うそ…





「、、、」








龍「涼太、大丈夫か？

無理だったら、やらなくて

良いんだぞ！

もう、前みたいには

なりたくないから」






龍友君…

ありがとう


でも、俺すごく


嬉しいかもしれない

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