最強の妹は自由を駆ける2【東京リベンジャーズ×呪術廻戦】

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NOSIDE

２月２２日の朝、佐野真一郎の墓に集まる面々


武「エマちゃんって、現代にいたっけ？」


この疑問が生まれるには遅すぎたようであった。



そして、、


イ「稀咲、替え玉を用意させた
これでオマエが捕まることはない」

稀「オレが一番マイキーを知っている、そういう自負がある」

とあるビルの屋上で話す稀咲とイザナ。

イ「空っぽのオレを埋めたのはあの人の愛だけだ
稀咲・・俺のキョーミはね、佐野真一郎の愛したものすべて
お前の悪意はオレの心を満たしてくれる

だから利用されてやる


今のマイキーはオレと同じ空虚の極みだ



オレがマイキーを飼いならしてやる」


一人の悪意ともう一人の”絶望”が交わっていく。


稀「・・一つ聞きてえ」
イ「？」

稀「あの五条Aとかいう奴は何故殺らねえ
アイツのマイキーの、佐野真一郎の”愛したもの”だろう？」

イザナは笑って答える

イ「・・さあな」
稀「はあ？」
イ「どっちにしろ、アイツは死なねえよ」

何しろオレが喧嘩で一回も勝ったことねえからな、とイザナはビルの中へ消えていった。




一方、そのころ、、

A「そっか、エマが」
半「あれ？思ったよりリアクション薄いのな」
春「・・・」

横浜第７埠頭のコンテナの上、
足を乗り出し、後ろに手をつく半間
相変わらず立ったまま後ろで手を組む三途
そして胡坐をかいて頬杖をつく五条


A「別にもういいかなって」


そう言ったAの真意は見えず、

サングラスの奥にある瞳がゆらゆらと揺れる。


イ「ふがいねーな！！これが”今”のトップか！？」


時刻は夜１０時
横浜第７埠頭には天竺が勢ぞろい。

斑「東卍なんてマイキーがいねえと何もできねえチームだろ？」
望「しかし誰も来ねえとはな
つまんねー連中だな！」

散々クソみてえなことしといて何言ってんだとAは呑気に思った。



春「・・いつまでここに居るんですか」
「え”っ何春ちゃん急に厳しい！！」

春「貴方本当はいつでも逃げられるんでしょう」
半「Aチャン実は強えーし度胸もあるもんなー♡」




A「まあ、だって、わざわざ逃げなくても迎えに来るだろうしね」



稀「いや・・・アイツは来るよ」




徐々にバイクの排気音が大きくなっていく。

後に関東事変と呼ばれる抗争が始まろうとしていた。

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