36 ページ38
ASIDE
「・・ごめんなカップ、あんな使い方して」
なんとか守れたみたいデスははは
千冬がバッとこっちを見て、ナイスです！流石Aさん大好き！！ってグーサインしてる。カワイイ〜
どうやら私が防いだ事実に気づいてる人はほぼいないみたいだ、よかった
場「さて、三番隊５０人対オレ！！上等上等」
「んふ、場地めっちゃ強いじゃん」
人数差をものともせずなぎ倒していく。
ま、私にかかれば５秒で終わるけどねっ！！
・・それにしても、なんだ？この胸騒ぎ
フワッ
風のせいでビニール袋が後ろに舞った。
私は拾うために場地から目を離した。”離してしまった”
「ぅおっと、ナイスキャッチ」
下に落ちそうだった袋を掴んだその時、
場「チェックメイトだ、稀咲ぃ」
場地の声が響いた。
私はその声に、場地の、私たちの勝利を確信した。
これで日常が戻ると、勘違いしてしまっていた。
しかし私の目に映ったのは、
「・・・は？」
場地が倒れた瞬間だった。
瞬間、私はそこから飛び降りて走り出した。
『場地さん！！』
千冬の声がだんだん近づく
『あの血の量・・さ、刺したのか？』『俺見たぞ！！一虎がーーーーー』
『おい、なんだあの女』『急に現れたぞ』『オイここはオメェみてえのが来るとこじゃーー』
モブの声なんて耳に入って来ない
言い終わる前に猛スピードで通り過ぎる
「(なんで・・？いつ、誰だ、)」
車の山を飛び上る。
途中で、プリンの空と血濡れたナイフが目に入り込んだ。
頂上近くで、虚ろな瞳のマンジローとすれ違う。
・・一瞬足が緩んだ。けど、私にマンジローを止める権利は、無い
「っ場地！！」
駆け寄ってすぐに背中の傷を診た
大丈夫。死なない。かなり深い傷だけど急いで救急車をすぐ呼べば間に合う。大丈夫だ。
地上でマンジローが一虎を殴り続けているのを横目に見た。
復讐しても意味ないなんて、自分で言ったくせに止められないなんて情けないなあ私
千「Aさんっ！場地さん、死なないっスよね！！？」
「大丈夫、死なせない」
着ていたパーカー、制服のネクタイ、使えるものは何でも使う
すると、
パシッ
場地が私の腕を掴んだ
そして、ゆっくり立ち上がる
「ちょ、」
千「場地・・さん・・・」
場「マイキィィ！！」
この時、行かせなきゃよかったんだろうね
でも、私は何故か体が動かなかった。
血を流して降りていく場地を、見送ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1512人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はたはた - 絵うますぎて驚きました。。。 (2022年6月15日 20時) (
レス) @page17 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - 好きすぎて叫びました！！ (2021年9月15日 20時) (レス) id: e9609c3893 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - あーー…好みのお話しで、悲鳴あげました！更新大変だと思いますが、頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年9月12日 21時) (レス) id: 6e23424c50 (このIDを非表示/違反報告)
彼氏欲しい - 久々の更新ありがとうございます！待ってました！作者様も無理のない範囲になさって下さいね！楽しみに待ってます！ (2021年9月5日 21時) (レス) id: 9816b225d8 (このIDを非表示/違反報告)
はい？ - あ、すき。 (2021年8月28日 14時) (レス) id: 0614e5eebb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はくとー | 作成日時：2021年7月23日 23時
