第25話 ページ25
1回戦。3-0でコネシマチームの勝利。
2回戦。4-3でコネシマチームの勝利。
3回戦は途中昼休憩を挟んでから始まる。素人やけど今のところ皆絶好調に見える。
「A先輩、ちゃんと水分とってますか」
グラウンドの端っこで観戦していた私にショッピくんが声をかけてくる。もう2本目です、と空いたペットボトルを見せた。
「昼飯どうするんです」
「お昼？そこら辺でお弁当広げようって思ってたんやけど」
「日陰少ないんやし、また熱中症になりますよ。うちのベンチ来たらどうです？」
「えっ！部外者やし、邪魔にならん！？」
「差し入れくれた人にそんな事せんやろ」
ほら行きましょう、と先に行くショッピくん。お言葉に甘えてもいいんかな。後を付いて行った。
「鈴木やん！差し入れありがとな！！」
まずはコネシマのどデカい一言で歓迎される。
「あ！ショッピの彼女！」
「違う！！！」
「彼女さん、差し入れ美味かったです！」
「ありがとうございます！」
「ほらほらはよ飯食えよお前らー」
足首にサポーターをつけた人がしっしっと人払いする。学校内で何度かすれ違った事あるから分かる。古賀くんだ。
「古賀先輩」
「うん？どうしたショッピくん」
「どうでしたか」
ああ、と理解して咳払いをする古賀くん。
「前半がやっぱり弱いな。そこ意識しろ」
「はい」
それよりも飯だ飯！と古賀くんはショッピくんの背中を押す。
練習中もそうだけど、試合で一生懸命頑張っているショッピくんはかっこいい。ショッピくんが点を入れれば自分のことみたいに嬉しくなる。そして必ず仲間に、古賀先輩によく質問して素直に努力する。そういう一直線な所は、やっぱりコネシマの後輩やなって思う。
そんなショッピくんだからこそ、私も好きになったわけで。謎に誇らしくなってにやける顔を抑えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美咲(プロフ) - ストラップが…危ない気がする…（恐怖）めちゃくちゃ更新楽しみにしてます、頑張ってくださいね！ (2019年7月21日 6時) (
レス) id: 4d00598472 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - さとみちゃんがいい人であってくれる事を願う…！！更新頑張ってください！ (2019年7月7日 3時) (レス) id: b3ed6b5db4 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア^ - ショッピぃぃいいぃぃいいぃくぅううぅうんんん！尊い作者神です。更新頑張ってください!! (2019年7月1日 19時) (レス) id: ac98886272 (このIDを非表示/違反報告)
かげしゃむ - ぎゃぁぁぁぁぁショッピくんが可愛すぎる...。めっちゃ好きです！！更新頑張ってください応援してます！！ (2019年6月28日 20時) (レス) id: 041bbe8fcb (このIDを非表示/違反報告)
マンホール異邦人(プロフ) - AKさん» ご指摘ありがとうございます。確認しましたが、確かに少し分かりにくいので先程本編を少し変更致しました。今後も不明な点が見つかればご指摘頂ければ幸いでございます。 (2019年6月25日 19時) (レス) id: f6e839ac95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マンホール異邦人 | 作成日時：2019年6月15日 12時
