おまけ ページ40
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始まりは何だったか、と記憶を巡らす。
出会うまでは自分は"普通"だった。
少なくとも泣き顔を見たいだなんて狂気じみたことを思うことはなかったし、
__こうして彼女の身体を縛り付けて満足するような性 癖を持っていなかったはずだった。
『むら、かみさ…ッ、』
村上「…おー、痛かったか？すまんすまん。」
『ちがっ、』
身を捩る彼女の腕に付けられたロープを少しだけ緩めて手を撫でると、ピクリと彼女の身体が震えた。
小さく悲鳴を漏らした声を聞いて、村上は舌なめずりをする。
村上「よう似合うてるわ、A。」
『どうして、こんな……ッ』
村上「…なんでやと思う？」
優しく問いかけて頬を撫でると、Aは酷く怯えた顔で村上を見つめる。
こんなことをする前の自分に向けられていたあの笑顔は もう見られないだろうな、と村上は嬉しそうに笑った。
その方が、好都合だった。
これからは花のような笑顔じゃなくて、
狂ったように泣いてる顔が見たいから。
村上「なあ、A。お前がおかしくしたんやで。」
『…っ』
村上「お前が、俺をこんなにさせたんや。」
責任、取ってや。
そう呟くと、怯えていた彼女は 身体を震わせながらも村上を睨みつけて 足を使い村上と距離を取る。
『私は…あの人しか愛せない。』
村上「……。」
"あの人"。
彼女にこんな顔をさせる奴は、きっとこの先あいつしかいない。
村上は頭に浮かんだ人物を思い出して 酷く苛ついた。
彼女の胸ぐらを掴んで こちらに引き寄せる。
『ッひ、』
村上「……あかんな、その態度」
村上「お前はただ、泣いてたらええ。」
俺なしじゃ生きていけないように。
もう二度と、あいつを思い出さないように。
ゆっくり、ゆっくり
俺が塗り替えてやるから。
村上「__なぁ、ほら。
はよ泣けって。」
壊レテ、泣イテ
俺ダケニ縋ッテ。
.
終わり
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» お返事遅くなってごめんなさいorz 村上くんは登場させた時からヤンデレ落ちにしようと心に決めてたので そう言って貰えて嬉しいです！多分この小説の中でマトモなのは横山くんだけです(笑) 新作の方もちまちまと更新するのでこれからもよろしくお願いします＼(^o^)／ (2018年11月29日 7時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングでコメント失礼します。実はこの作品3回以上は読むほど大好きで...！ ヨコもひなちゃんもいいキャラだし、何より殺人鬼とは思えないこのすばるくん！！！もう会えないとかとても悲しいですが、幸せな気持ちにもなって、、！新作の更新も楽しみです！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: b0cf436bba (このIDを非表示/違反報告)
のこ - にゅいさん» ほんとそれ。 (2018年6月6日 1時) (レス) id: d930366955 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» お返事が遅くなってごめんなさい(＞＜)はい！フォロバさせていただきました、ありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - なっかさん、青鳥フォローしました！どさくさに紛れて、みたいな感じですが… りゅーかってやつです。 (2018年2月26日 19時) (レス) id: 4856ac329b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2017年12月19日 12時
