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渋谷「A、俺に合わせて ゆっくり息吸え」
聞き慣れた優しい声が聴こえて、横山さんの手を退けると 安心する冷たい手が背中に置かれた。
ゆっくりと上下して、背中を撫でる動きに酷く安心する。
『ぅえ、ッはあ、ぁ…』
渋谷「ん、ええ子。」
少しずつ息が吸えるようになると、目線を合わせるようにしゃがんだすばるくんが、優しく笑う。
冷たい手に手を取られ立ち上がると、彼の胸に引き寄せられた。
渋谷「…何した。」
村上「は、」
渋谷「こいつに、何した」
酷く冷たい声。
聞いたことない彼の声に驚いて顔を上げると、
怒った顔をした彼が目に入った。
その目は、あの日 あの男を殺した時と同じで。
だめ、いま、その顔を見せてしまったら
『違う…すばるくん、やめて』
渋谷「何が違うんや。」
『刑事さん達は何もしてない』
渋谷「…」
『ちょっと怖かっただけ。
私が男の人嫌いなの、知ってるでしょ？』
彼を落ち着かせようと手を強く握ると、心配そうな視線が向けられた。
どうやら納得してくれたようで、刑事さん達を睨んでいた目は下に落とされる。
すばるくんは私の手を取ると、刑事さんに背を向けて歩き出した。
私は少しだけ振り向いて頭を下げる。
それに応えるように深く頭を下げる彼等を視界の端に捉えて、その場を離れた。
渋谷「…何、言われたん」
『……すばるくんに、話聞けないかって。
ねえ、すばるくん。警察はもう、すばるくんの正体に気付いてるかもしれない』
渋谷「……」
私の言葉に彼は考え込むように目を閉じる。
暫く沈黙が続いて、不意に握られてる手の力が強くなった。
渋谷「A、」
渋谷「俺と一緒に、逃げるか。」
すばるくんは足を止めてそう言った。
私の両手を握って、優しく笑う彼。
どこか近場へ遊びに行こうとでも言うような、明るい声。
渋谷「全部捨てて、俺と一緒に居ってくれるか？」
その言葉に、私は、
私は、
『____。』
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村上「_準備なら、もう出来とるで。
後は俺らのタイミングで行けって、上から。」
横山「…おん。
そろそろ、決着付けようや。」
_「赤」、お前が最初に殺した男子高校生はな
俺の、弟やねん。
横山「…待たせてごめんな。
兄ちゃんが、終わらせたるから。」
俺は、絶対にお前を許さへん。
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» お返事遅くなってごめんなさいorz 村上くんは登場させた時からヤンデレ落ちにしようと心に決めてたので そう言って貰えて嬉しいです！多分この小説の中でマトモなのは横山くんだけです(笑) 新作の方もちまちまと更新するのでこれからもよろしくお願いします＼(^o^)／ (2018年11月29日 7時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングでコメント失礼します。実はこの作品3回以上は読むほど大好きで...！ ヨコもひなちゃんもいいキャラだし、何より殺人鬼とは思えないこのすばるくん！！！もう会えないとかとても悲しいですが、幸せな気持ちにもなって、、！新作の更新も楽しみです！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: b0cf436bba (このIDを非表示/違反報告)
のこ - にゅいさん» ほんとそれ。 (2018年6月6日 1時) (レス) id: d930366955 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» お返事が遅くなってごめんなさい(＞＜)はい！フォロバさせていただきました、ありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - なっかさん、青鳥フォローしました！どさくさに紛れて、みたいな感じですが… りゅーかってやつです。 (2018年2月26日 19時) (レス) id: 4856ac329b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2017年12月19日 12時
