S よ り も Z【紫】

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それにしても、この体制はキツいだろうな。



信ちゃんを起こさないように身体を支えて 私の膝に頭を乗せる。




こんなこともう二度と出来ないんだろうな〜って思った私は 素早くスマホを取り出して写真撮影。


これバレたら信ちゃんにド突かれるだろうけど、後で横くんに送ってあげよ。






人生初の膝枕に感激してると、不意に信ちゃんが寝返りをうつ。









『…んっ』









お、おおう…ちょっと変な声でた。



寝返りをうった信ちゃんは、私の方に顔を向けて寝てる。

服を着てるとはいえ、なんか恥ずかしい。









『し、信ちゃーん…ちょっと頭ずらし、てっ…！？』









突然腰を撫でられて、声が裏返る。

慌てて下を見れば 信ちゃんの腕が私の腰へと伸びていた。




この野郎いつから起きてた…！？って睨んだけども、肝心の信ちゃんはまだ目を閉じたまま。





あ、あれ？もしかして寝ぼけてる？









『っ、ふ…ぅ』









起こしたら駄目な気がして口を抑えるけど、どうしても鼻から抜けるような声が出て 恥ずかしい。


必死に息を止める私に構わず、信ちゃんの手が腰から下へと下がってきた。


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