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( __いくらここが平和なド田舎でも、変な奴は何処にでも居るから )
――ああ…
先生の言うこと、本当だったんだ
『かはッ……』
初めての行為は、とても痛くて、痛くて、痛くて、痛くて、痛くて。
すごく、苦しくて。
黙り込んでしまった私にお構い無しに腰を振り続ける男は、垂れ流してるままの涎を拭うこともせずに息を荒らげていて。
…違うのに。こんなはずじゃなかったのに。
初めてはこんな所じゃなくて、普通に恋をして、好きになった人と 綺麗な所で…もっと、ちゃんと…、
ちゃんと、幸せになるはずだった。
『……ょ、ちゃ…』
( __ネバーランドに大人が居ない理由知っとる？ )
( __子供が成長して大人になったらな、ピーターパンが殺してしまうんやって )
『…しょーちゃん…っ…』
――大人になりたくないと言った私に、約束をくれた。
もしも私が大人になったら、章ちゃんが殺してくれると。
ああ、ねえ、どうしよう
どうしよう、章ちゃん
『っ、ひっく…、ぅう"う〜ッ』
組み敷いてる私が泣きじゃくっても、涎まみれの口は弧を描いて楽しそうに笑う。
このままずっと、この男に好きにされてしまうのかと思ったら 怖かった。
この男に殺されてしまうのだと思ったら、怖くて仕方がなかった。
「はあ…っ気持ちいのかなぁ、君も、君も僕と一緒？」
『しょ、ちゃっ…しょーちゃ…章ちゃん…ん"ん"んんッ！』
彼を呼ぶ口を、鼻と一緒に両手で塞がれて 息が止まる。
紅潮した男の頬から垂れた汗が額に落ちて、
ああ もうダメだと思った。
最期に彼の名前を呼ぶ事さえ赦されずに私は死ぬのだと思えば、やっぱり浮かぶのは彼の笑顔で。
そして漸く、気づいた。
――嗚呼、私……
章ちゃんが…章ちゃんの、ことが……
.
「――がッ、…！！？」
『…っ！？』
___ゴッ！！！
鈍い音。
まるで、何かを殴ったような…そんな。
瞬間、悲鳴を上げた男が転がるように私から離れて 地面に伏せる。
震えながら上半身を起こして 顔を上げると、そこには 血塗れた石を持った―――章ちゃんが居た。
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» 素敵なコメントありがとうございます(；▽；)サスペンス要素有りと見せかけて内容の薄〜い作品になってしまいましたがそう言ってもらえて嬉しいです…！嘘つきな貴方まで読んで頂いて土下座したい勢いです…(語彙力)また別の作品でもお会いできるように頑張ります！ (2018年10月31日 18時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 先ほど、嘘つきな貴方へを読み、本気で号泣して、鼻かみすぎて鼻血まで出しながら（爆笑）一気読みさせて頂きました。お気に入り作者に登録させて頂いたら同じ作者さんで感動してコメントしてます。2個にわたる長文ですみません。更新頑張ってください応援してます (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！今日この作品を初めて読ませていただきました、この前は夜中にピーターパンの話なんて怖くて読めない！って思ったのですが、今日は朝方から電気つけて布団かぶって本気でドキドキしながら読みました。最後の展開に心持っていかれまくりでした！！ (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - タルヒさん» 元々村上くんが2人を本物の兄妹だとバラす(？)シーンが書きたいが為に出来た過去一重くて短い小説ですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです(＞＜)雰囲気小説でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます！ (2018年10月26日 4時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - 小恭さん» コメントありがとうございます！！安田くんは初挑戦だったんですけど、安田担の方にそう言ってもらえて嬉しいです…！次回作でもお会いできるよう頑張ります＼(^o^)／ (2018年10月26日 3時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2018年9月11日 3時
