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突然の事に固まってしまった私は、大した抵抗も出来ないまま あの不気味な森の中へと連れられてしまい。

手荒に地面に投げ出され、男を見上げる。

荒い息に、暗くギラついた目と 薄く開いた口からだらしなく垂れてる涎。
ただならぬ雰囲気に焦り、漸く助けを求めよう開いた口を汗ばんだ手で塞がれた。






『ん"ッ、ぐ』


「シィ…。可愛いねぇ、高校生かなぁ」






聞きなれない方言からして、地元の人間ではないことに気づく。
震える体に鞭を打って男の元から逃げようと捩るも、男の大きな体が腰元に跨って押さえつけられた。






『う、ぅ…ッ、誰か、だれか…』


「ここ、だぁれも来ないよ…森の中だもん。


――だから、」









「たくさんナいてね」と粘つく声が耳元に響いて、そのまま右耳にねっとりと熱い舌が纏わりついた。

小太り気味の男の下から逃げるのは、不可能に近くて。
せめてもの抵抗に必死に大声をあげるも 周りの木々にこだまするだけだった。


そうもこうもしてる内に、ブラウスのボタンを引きちぎられる。
……これから"起こる"事が何かは、すぐに分かった。








『いやだ、嫌だ嫌だ嫌だ…ッ!!』


「大丈夫、大丈夫。すぐにヨくなるよ」


『誰か助けて!誰か、だれか、――ッ!!』







ビリッと

下半身を守る下着が破れて



女性特有の其処にヒタリと当てられた、硬くて熱い、大きなソレ。

肉を裂くように力いっぱい押し込まれて、喉がひくつく。







「っ、キツいねぇ…ハジメテなのかなあ、嬉しいなあ」


『ぁ…ぁ、待っ…やめ、て…ッ、いやだ、いやだ、』


「ゴム持ってないけど いいよね。…ほら、――入るよ」


『ぃ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、――――ッ!!!!』









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___ズプン


そんな音と共に、鋭く太いモノが身体の中に入ってきて

恐らく裂けてしまったそこからは、生温い私の血が流れてきた。









《 __ゆうやけ こやけで ひがくれて… 》









朦朧とする意識の中、



いつもと変わらない、17時の鐘が響いた。



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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» 素敵なコメントありがとうございます(;▽;)サスペンス要素有りと見せかけて内容の薄〜い作品になってしまいましたがそう言ってもらえて嬉しいです…!嘘つきな貴方まで読んで頂いて土下座したい勢いです…(語彙力)また別の作品でもお会いできるように頑張ります! (2018年10月31日 18時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 先ほど、嘘つきな貴方へを読み、本気で号泣して、鼻かみすぎて鼻血まで出しながら(爆笑)一気読みさせて頂きました。お気に入り作者に登録させて頂いたら同じ作者さんで感動してコメントしてます。2個にわたる長文ですみません。更新頑張ってください応援してます (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日この作品を初めて読ませていただきました、この前は夜中にピーターパンの話なんて怖くて読めない!って思ったのですが、今日は朝方から電気つけて布団かぶって本気でドキドキしながら読みました。最後の展開に心持っていかれまくりでした!! (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - タルヒさん» 元々村上くんが2人を本物の兄妹だとバラす(?)シーンが書きたいが為に出来た過去一重くて短い小説ですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです(><)雰囲気小説でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます! (2018年10月26日 4時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - 小恭さん» コメントありがとうございます!!安田くんは初挑戦だったんですけど、安田担の方にそう言ってもらえて嬉しいです…!次回作でもお会いできるよう頑張ります\(^o^)/ (2018年10月26日 3時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なっか | 作成日時:2018年9月11日 3時

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