あかいしゅういちに買われました 2

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工藤邸の3階。

そのフロアの1番奥、大きな扉の向こうで1人の少女が震えていた。

物心つく前に謎の組織に拉致された少女は何年もお金持ちの“玩具”として家を渡り歩き、その度に成長が止まった心は壊れていった。

何度も殴られ【躾】と称された暴力の嵐。

人に愛されたことがない少女はそれが普通だと信じて疑わなかった。

そんなある日、少女に一筋の光が差し込んだ。

「10億」

巨額のマネーで落札されたその日から人生が変わった。

「俺と君は、これから一緒に住むんだ」

「痛かったな。よく頑張った」

少女を救ったのは世間的には亡き者とされている男。

名を、赤井秀一。

これは

FBIに所属する男に買われた(すくわれた)少女のお話。執筆状態：更新停止中

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