桜が散ると、真っ先に夏を一緒に見に行こう。【HSJ】

3話 ページ5

(涼介side)

侑李「涼介ー、ゆーてぃーがまだ来てないんだ。どうしたのか知らない？」

知念のその言葉に思わず固まる俺。昨日も体調悪そうだったから、少し心配になった。

大貴「なんだ。裕翔すごい楽しみにしてたのに。スクラップ・ティーチャーの撮影」

今日は俺と知念、大ちゃん、裕翔の4人が学生時代出演していたスクラップ・ティーチャーというドラマが復活したため、友情出演として出演する予定だった。

みんな楽しみにしていたが、中でも裕翔が1番楽しみにしていた。

だから、裕翔が来ていないことに俺たち3人は違和感を感じていた。

侑李「涼介！スマホ鳴ってる！」

知念にそう言われスマホを取る。

裕翔からの電話だった。

涼介「裕翔？大丈夫か？」

裕翔『あー、山……ちょっと体調悪くて……』

涼介「は？」

思わず嫌味な声を出してしまった。しまった、と思い、もう一度「大丈夫？」と聞く。

涼介「無理なら監督に言っておくけど……」

裕翔『いや、大丈夫。遅れるとだけ言っておいてくれない？』

「分かった」といい、電話を切ると、知念が「どうだった？」と聞いてきた。

涼介「体調不良だって。昨日もだよな？大丈夫かな……」

大貴「裕翔が風邪とか珍しいからな」

侑李「ゆーてぃーなら大丈夫だよ！意外とすごいんだから！」

涼介「そうだったらいいんだけど……」

俺は、裕翔のことを疑おうともしなかった。




※スクラップ・ティーチャー見たことないんです(´；ω；｀)意味わかんないこと言ってたらすいません💦

実際にスクラップ・ティーチャーの復活はありません！架空のストーリーです！

4話→←2話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す