甘い結婚生活 【糸師冴】

四話 ページ5

ご飯を食べ終わり、結婚式を挙げようとなった。

とは言いつつも、準備に時間がかかるため、ゆっくり進めていくことになった。
ちなみに籍は昨日入れた。

ほんとに糸師という苗字を頂いた。

電話を取るときにはい。糸師です。というたびに、〇インの名前を糸師にしたとき、実感がわいた。

いったん結婚式の話題に戻すと、このまま準備を進めると、ワールドカップの後になるらしい。

そして明日からワールドカップの強化合宿が始まるのだとか！！

ちなみに私は入れないが、試合は見れるらしい。

しかし、初日のお昼は自由に持ってきていいらしいので、気合を入れていく。

なので冴君と材料、夜ご飯を含めたお買い物行く。
一応変装していくが、はたしてどうなのか。

とりあえずばれてもいいとスーパーに行った。

結構ばれなかった。いやばれないよう、冴君のことをあきらくんと呼ぶようにしてみたが、お互いなんかいやで、ねえ！と声をかけるようにして、名前を呼ばないようにしたり、帽子をかぶったりした。


それから、夜ご飯何がいい？と聞こうと思ったが、どうせ塩昆布としか答えないので、私の好きなようにご飯を作る。

お弁当の中身でリクエストある？と聞くと、小さな声でミートボールと答えたのでこれまた尊い。

今夜はハンバーグにするか！というとこれも少しうれしそう。

つまり彼は子供っぽいのが好きだ。かわいい。

スーパーを出ると、公園で小さな子たちがサッカーをしてた。

子供ができたらきっとサッカーうまいだろうな。なんて思わずこぼすと、そうだな。と顔を赤くして返事が来た。

私も自分が言った意味を深読みし、照れた。

そしてお互い目を合わす。そして笑う。

照れるといつもこうだ。

家に帰って二人でハンバーグを作る。

案外形を作るのがうまくて笑った。

まん丸に焼いて、サッカーボールを作った。明日のお弁当に入れてく。

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