モブインの親友は楽じゃない

6話 ページ8

A side


和｢じゃーいってくるね！｣


『はーい、生きて帰ってねー』


お昼の時間になり

和優はバレー部のもとへ行く


まー解決策が見つからず結局ぼっちだ

教室でぼっちは辛いので場所を変えようと思い

とりあえず昼ごはんを買いに購買へ向かった


『おばちゃーん、メロンパン一つくださいな』

お｢はいはい！メロンパンね！

どーぞ！｣

140円を渡しありがとーと受け取る


問題は、どこで食べるか、だ

空き教室は使われてるだろうし

教室は、まー論外

中庭はリア充の生息地

保健室で食べようかな


と、保健室に足を運んだが

生憎先生が不在。


『はぁ。どこでたべろってんだい親方。』

大きいため息をついて

仕方ない、屋上へ行くかと結論付けた


階段を上ったあたりで

声が聞こえた

うそぉ。と思いつつ誰がいるのか

確認しようとドアに近づくと

『まじか.......』


私の苦手なバレー部様がおいででしたとさ


その中に和優の声も混ざっていて

興味が湧いたので少し耳をたてることにした


及｢莉咲ちゃんお弁当それだけ！？｣


久｢あ、はい！これでも多い方ですよ？｣

及｢嘘！？少なすぎない！？！？｣


いつものオドオドはどこへやら

はっきりと喋る久原さん


無自覚だから余計タチが悪い。


花｢それに比べて玉瀬はよく食べんな！！｣

松｢それ以上食べてどうすんだよ、ただでさえデブなのに太んぞ？｣

和｢はいはい、余計なお世話ですよー｣


聞いたことのない声が和優を馬鹿にする

あれでデブなら世の中全員デブじゃねぇか

と心でつっこむ


久｢先輩！和優ちゃんはデブじゃないですよ！｣


久原さんがフォローをするが

今はそれが逆効果だ


矢｢莉咲は優しいなぁ｣

渡｢玉瀬なんか庇わなくていんだよ？｣


ほら、余計傷付く言葉を投げるだけだ


和｢はぁ、合宿の話が終わったなら戻ってもいいですか？

あなた達とは違って私の事が大好きな友達が待ってるので｣


耐えられなくなったのか

違ってを強調して静かに言う


及｢え、あ、うん.....｣

岩｢友達がいるのにすまないな｣

和｢いえ、失礼します｣


和優のお怒りに怖じけずいたのかどもりながら答える


和優がこちらに向かってくるのが足音でわかる

あ、驚かせてやろー


ｷｨ

和｢はぁ.......っ..は！？！？｣

『やほやほ元気してた？』

案の定目の前に急に現れたせいか

ものすごーく驚いている和優


大成功ー！！

と思ってるのもつかの間

及｢玉瀬？どうかした？｣

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