モブインの親友は楽じゃない

14話 ページ16

A side

和｢Aぁぁああ！！！！！！！！｣


来た、きちゃいましたね。


うるさいのがきましたよ





『なに』



和｢くっ....くに！くに、み！が！！｣




焦りなのか戸惑いなのか混乱なのか


言葉が詰まる和優


言いたいことは分かる。




『センター分けくんに告白未遂でもされました？』



和｢なっ、なんで、わかんのっ！？！？｣




『超能力』





和｢ど、しよ....、も、え.......え.......！？｣




私のボケも綺麗にスルー。




それほどこういうことに慣れてないのか

あたふたする和優


私だってよくわかりゃしない


センター分けくんとの恋も応援するし

むしろ上手くいってほしい


口を出すつもりは無い



でももしセンター分けくんをキッカケに


バレー部を辞めないと言ってくれるようになるなら



和優が好きなものをやめないでくれるなら



私は、なんでもする









そう思っていると生物の時間が終わった

鐘が鳴り終わり挨拶が終わると



まだ考え込んでる和優に声をかけた




『和優、戻ろ』




和｢.......うん｣



.......




『そんな悩まんでもいんじゃない？

センター分けくんにちゃんとした告白された時に考えな』




和｢.......うん、そうだね！｣




適当に言った言葉を間に受けた和優は


スッキリしたのか元の元気さを取り戻した。






と、教室の方を見ると



女子の山、略して女山があった




『なんで、こんな女子いんの。』




と和優の方を見ると




そこには睨む和優がいた





え？と考え込んだ末


あ。とわかった時にはもう既に遅し






及｢あ！いたいた！！玉瀬ちゃ〜ん！！！｣









『げっ。』

和｢チッ。｣







及川徹がそこにいた。

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