怪盗キッドの憂鬱 (ページ4)

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第2ショーページ4

～放課後～

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

予鈴が鳴り放課後へと突入した

A「あー今日も1日疲れた……」

園子「それじゃあ今日帰りに私の家に来ない？ちょっとしたパーティーがあって疲れも飛ぶんじゃないかしら」

A「え、いいの！行く行くっ…！」

園子の家は日本代表とも言えるあの鈴木財閥であり、パーティーなど日常茶飯事であった

蘭「あー、ごめん園子！私今日空手の練習あるから行けないかも…！」

園子「えー！水くさいわねえ、遅くても帰り送ってくから来なさいよ！」

蘭「んー、じゃあ時間あったら行くね！」

園子「ﾆﾋﾋ、りょうかーい！じゃ、行こ！A」

A「あ、うん！またね蘭！」

蘭「うん！またね！」

そんな会話を交わしながら私達は足取りを軽くして歩き出した

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A「それで園子！そのパーティーってどんな感じの……？」

園子「ﾌﾌﾌ…おほほほほほ！じーつーは…！キッドが来るのよ！そのパーティーに！！」

最近ニュースなどで話題となり取り上げられる怪盗キッド、老若男女問わず人気を集めていた

A「えええ！き、キッドが来るって…すごい！どうしてっ？」

園子「次郎吉おじ様が世界に一つだけの宝石、あのホールライトエンジェルをついこの間購入したのよ」

園子の叔父である鈴木次郎吉は宝石マニアと言っても過言ではなく、キッドにとっては最愛の敵

A「ほ、ほーるらいと？……まあとにかくそれをキッドが奪いに来るってことかあ！」

園子「そうなのよ！キッド様が来るなんて……もう園子困っちゃう～♡」

A「あ、はは…相変わらずね。でもキッドかー、私も一度は会ってみたいかも」

園子「A？抜け駆け厳禁よー？ﾆｺﾆｺ」

A「そんなんじゃないし！ほら、早く行こう！」

園子「はーいはい！」

何気ない会話が自分の現実を覆すことになるとはこの時の私にはまだ想像もつかない

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