145時間目 ページ32
物語の時間(縁side)
気が付き辺りを見渡すと白一面で私は手足を塞がれていた
縄なので力任せに千切る事は可能だけど話を聞きたいな
「ねぇ今度はどういうつもり？京夜」
目の前で私を愛しそうに見る京夜に聞いてみた
「どうもこうも邪魔者が来れない所、僕達の新居に来ただけだよ縁」
「邪魔者って清弦のこ「僕の前でその名前を呼ばないで」やっぱりそうか」
きっと私が帰るとか言っても殺されるだけだ、前みたいにね？
京夜は私の頬にキスしてそっと撫でた
「ねぇ縁、この世界には2つの物語があるって知ってる？」
「物語？」
私が聞き返すと京夜は狂った笑みを浮かべ続きを話す
「1つは“暗殺教室”、落ちこぼれクラスが月を破壊した超生物を暗殺する話。もつ1つは“双星の陰陽師”、神託によって選ばれた2人がケガレに挑む話さ」
その内容は私達が現在体験している事と聞いた事のある内容だった
そう言えば死んだあの日、私はその漫画を買おうとした時京夜に殺された‥‥
「問題なのはあの隈‥‥清弦だっけ？そいつは縁、君の双子の姉である紫と結婚するんだよ。君のせいで物語は狂いつつあるんだ」
清弦が紫と結婚‥‥？私のせいで物語が狂う？
「それだけじゃないよ？君がいなかったら千咲達や母親が死ななかったかもしれない。君が生まれなかったら父親は苦しまずにすんだかもしれない。全て君のせいなんだよ縁」
私が‥‥私のせいで皆が不幸に‥‥？
私がいたから、私が存在するから‥‥？
絶望からなのか目の前が真っ暗になっていく
「そう君が存在するから全ては狂っていくんだよ。だけど僕だけは肯定してあげる。僕だけの為に生きて僕の側にいて？」
京夜のその言葉は私に光を射す太陽の様で力が抜けていく
そんな私に京夜は抱き締めおでこにキスをした
「まずは物語を元に戻そう？君なら出来るよね縁」
その言葉に私は頷き目を瞑った
清弦や紫、千咲達に私はいらない
少しだけ眠ろう 決別するために
だから気が付かなかった、京夜が歪んだ笑みを浮かべていた事に
そして私の呪力が半分程減った事に‥‥‥
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にゃ - 4冊目で清明を青年とか狸だとか書いてましたが、『双星の陰陽師』の清明は紅緒に似た美少女ですよね？ 修正するんでしょうか？ それともこの話では清明は男性で押し通すんですか？ (2016年10月10日 14時) (
レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
清美夜 - 続編おめでとうございます!!とっても楽しみです!!頑張って下さいm(__)m (2016年8月15日 11時) (レス) id: 104e3d8ffb (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続編おめでとうございます(*･ω･)*_ _)これからも頑張ってください！やっぱり清弦さんかっこいいです！応援してます！ (2016年8月15日 9時) (レス) id: ae17c4e2bd (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - 続編待ってました(*・∀・*)更新頑張って下さい。楽しみにしてます^∀^ (2016年8月12日 15時) (レス) id: da9a796715 (このIDを非表示/違反報告)
東堂美桜(プロフ) - 続編待ってました！更新楽しみに待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張ってください^^* (2016年8月4日 22時) (レス) id: 7952b1187d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2016年8月4日 15時
