平凡少女のポッキー事情 鸕宮天馬 ページ10
天馬様の弟子みたいな物になってから数ヵ月が経ち天馬様の教えが良いお陰でメキメキ実力をつけている未央です
数ヵ月の間に双星の片割れと白虎を所持する天将十二家の1つ、天若家9代目当主天若清弦様の御息女が島にやって来たりとバタバタな毎日でした
ああ、ちなみに天馬様とは何もありませんよ?
普通に傍にいたり食事を食べさせたり修行したり昼寝したり禍野に行ったり抱きつかれたり
まぁ普通でしたねぇ
さて今私は山程のポッキーを抱えふらつきながら歩いています
この大量ポッキーは全て有馬様に戴いた物で中にはかつて発売された期間限定な物もある
「何やってんだ、あんた?」「あ、士門様」
天馬様の傍にいたお陰で十二天将の殆どと知り合いになれました
「有馬様に貰ったこの山をお配りしようかと部屋に戻ろうとしていた所です」
「有馬さん‥‥でも何で今日なんだ?」
「何でも今日、11月11日はポッキー等の棒状のお菓子の日なんですって。あと犬の日とも」
有馬様から聞いた事を思い出しながら説明すると士門様はポッキーを何箱か貰って下さった
それから通りかかる人達(に紛れて十二天将の方々)が貰って下さったお陰で残りは2箱のみ
天馬様にお礼として渡そうと捜し続けやっと見つけ呼ぼうとした時
「天馬さ‥‥あ!」
天馬様の近くには清弦様の御息女、繭良様がいてなんとキスしていた
べ、別にショックじゃないし?天馬様が私に惚れてるなんてじょ、冗談に決まってるしぃ?
‥‥誰に言い訳してるのでしょう?
取り合えずひっそりと立ち去り私の密かにお気に入りの見晴らしの良い場所に来ていた
ポッキーをボリボリ食べていると気配を感じ振り向くと
「焔魔堂ろくろ様、ですよね」
「そうだけど‥‥様付けいらねぇから」
修行帰りなのかボロボロで見つめ合っているとろくろ君のお腹が鳴ったのでポッキーを一緒に食べる事にしました
食べながら話しているといつの間にか意気投合しタメ口で話す仲に
「ろくろ君って凄いねぇ私なんて天馬様に教えて貰ってるのに何も成長してない」
「なら今度俺と一緒に修行するか?違った何かが分かると思うし」
ポッキーを銜えながら頷こうとした時私の首はゴキッと音をたて後ろに振り向かされた
「天馬様‥‥?」
そこには不機嫌な天馬様で何も言わず私を抱き上げ私に目を閉じる様に告げた
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サクサク(プロフ) - すっごい良かったです( ^ω^ )あまあまでお願いします(*≧∀≦*) (2017年9月16日 22時) (レス) id: 47ab031b03 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - リクエストで、勘ちゃんお願いしてもいいですか? (2017年9月16日 22時) (レス) id: 47ab031b03 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - リクエストで、土御門有馬様をお願いします! とても甘いのお願いします!m(__)m (2017年1月20日 19時) (レス) id: e8a630efc5 (このIDを非表示/違反報告)
黒蓮(プロフ) - リクエストお願いしてもいいですか?婆娑羅の神威と夢主の恋愛をお願いします!か、かなり甘めで/// (2017年1月8日 2時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
天馬イチズ - ヤバイめっちゃ面白い!続きが早く見たい! (2016年12月29日 19時) (レス) id: 8aa5a985ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2016年11月2日 0時