捨てられた少女は幸せか？

第33話 競技 さとみside ページ39

最近、友達の身長とすとぷりのメンバーの身長を比べてしまう…

『お前背ぇ高ぇなぁ…。何センチ？』

友達「俺？168cm」

『へぇ〜、デカいわけだ』
(168…？じゃあさとみくんとるぅとくんこんぐらいなのか…)

みたいな。
どうすればいいですかね？()
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さとみ「…よし。ビデオ、ちゃんと撮れてる。」

ビデオの確認をして、一旦イスに座る。
A、随分と速かったな…

借人競走が終わり、次はAは係の仕事みたいだ。
…ていうか、障害物競走って聞いてたから、借り人がいるなんて知らなかった。
なーくんだったからまだ良かったけど…俺が良かったな…
そんなことを思ってると、なーくんが帰ってきた。

ななもり「えへへー、俺が活躍しちゃった♪」

ご機嫌そうななーくん。そりゃAと手を繋げば誰だって機嫌良くなる。←え？

まふまふ「いいなぁ創太くん。僕も居とけば良かった…」

逆に真冬さんは不機嫌みたいだ。

そらる「来年あるんじゃないの？」

まふまふ「今がいいんです！」

そらる「あ、そう…」

後悔してる真冬さんは置いといて、信号機組と淳が居ない。
ビデオに集中してたから、いなくなってるのに気づかなかった。

さとみ「空さん、淳とかってどこ行きました？」

そらる「ん？屋台でかき氷買ってくるとか言ってたよ？」

さとみ「かき氷…」

ななもり「あ、俺も食いたい。ちょっと行ってくる。」

さとみ「なーくん…」

まふまふ「あ、僕メロンで」

そらる「じゃあ俺ブルーハワイ」

さとみ「俺レモン〜」

ななもり「はーいっ！」

快く受けてくれるなーくんに感謝。
しおりを見てスケジュール確認。Aの次の競技は…綱引きか。

さとみ「綱引き…」

けっこう手のひらが痛くなるんだよな、綱によるけど。普通の市立中だから、そんな良いものでは無いと思う。
その後は休みを入れて徒競走、お昼休憩の後に、部活パレード。

まふまふ「部活パレード？なにそれ？」

さとみ「Aが言うには、全部活がユニフォームで行進して校庭の中心あたりまで大回りで行くらしいですよ。その後にリレーがあるんだとか。」

そらる「リレー？A走るの？」

さとみ「走るって言ってましたよ」

そらる「さっきの見てたけど、速かったよね。あれはリレー選手になるよ」

まふまふ「ユニフォーム姿のAちゃんか〜、絶対可愛いんだろうな〜」

あ、考えてみればユニフォーム姿見るの初めてだ。
そう考えるとワクワクしてきた。

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