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臣くんが来る事ないドアを見続ける。今日、誰か一緒に泊まってたら……ただの変わり者だよ。
『 来て……臣くん。振るなら振ってほしい。 連絡先知らないし……』
もう……踏んだり蹴ったりじゃん。
きっと、臣くんも思ってるよね……。
本当、私ってそういうとこダメだな。
『 臣くん。会いたいよ…… 』
臣くんは私の事からかってたの⁉
違うよね⁉隆二くんと一緒に探した夜景の綺麗な場所連れて行ってくれた。
それは梨乃さんもかな⁉
考え出すときりがない友達としてでもいい傍に
いれないかな⁉
ベットの上に腰掛け考えるのは臣くんの事ばっかり。明日、新しい会社の面接日だった……っけ寝ないと寝不足のまま面接行けないな。
眠ろうと瞼を伏せた時……ドアホンがなった。
「 A開けてくれる⁉ 」
臣くん……来てくれたの⁉来てくれないって思った。
ベットから降りてドアの方へ近寄る。
ドアを開けると臣くんがいて……臣くんは私の顔見て微笑んだ。
「 よかった。開けてくれないかもって思ったからさ。 」
『 会いに来てくれたの⁉ 』
「 ごめん。まさかアイツ来てるなんて思ってなくて……。岩ちゃんから聞いてるよな? 」
『 は……うん。 』
「 正直いうと梨乃とはまだ別れてなかったんだ。曖昧な形で……お互い仕事が忙しくなって会うこともなくなって…このまま自然消滅になるんだろうなって思ってた。梨乃は「別れない」っていってんばりで……今まで話がもつれて。ちゃんと別れてきたから。もう不安にさせないから‼ 」
『 臣くん……。 』
「 俺の彼女でいてくれる⁉ 」
『 本当に私でいいの⁉ 』
「 Aじゃなきゃダメなんだ。俺、こういう仕事だし……今日みたいに辛い事もあると思う。辛い事があったら俺にちゃんと言って‼我慢するな。自分だけで解決しないでほしいんだ。 」
『 臣くん……。自信ないけど……頑張ってみる。 』
「 俺が守る‼Aの事。信じて俺の事。 」
『 はい。あっ……うん 』
臣くん来てくれてありがとう。信じるよ臣くんの事。
そっと抱き締められて私は臣くんの腕の中へと収まった。
臣くんを見上げると臣くんと目があって……私はそっと目を閉じた。
優しい甘いKissを繰り返した。
「 今日は来てくれてありがとう 」
『 私こそ招待してくれてありがとう。素敵なLiveだったよ。 』
「 マジ⁉ 」
『 うん。 』
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作者名:結那 | 作成日時:2018年9月19日 0時