子育て短編集【アイナナ】 (ページ6)

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環パパ2 ページ6

どうして、こんなことになっちゃったんだろう

…いやプリン1つで一家の危機っておかしいでしょ

A「ゆいくん、どうしよう」

由「…知らないよ。どうせすぐ戻ってくる」

そりゃそうなんだけど………

A「だって、だって今きっと泣いちゃってるもん………」

1時間後

ピンポン、とインターホンが鳴る。

由「早っ!!」

ツッコミつつも、嬉しそうな表情。

A「はーい、たーく………」

壮五「こんにちはAさん、えっと、お邪魔してもいいですか？」

予想していた人物ではなかったけれど頼もしい救世主。＿＿＿の後ろにたーくん発見。

A「おかえりなさい」

たーくんは気まずそうに顔を逸らす。寂しいな

リビングで、私と由の向かいにはMEZZO"。

壮五「環くん、由くんとAさんに言いたいことがあるんだろう？」

壮五くんに肩を撫でられると、俯いてぎゅっと口を結ぶ。

口を開いたと思ったら、大粒の涙が流れていた。

環「ごめん、ごめんなさい、俺……っ」

環「産まれて来なければなんて思ってないし、産まれてきてくれて嬉しかった…っ」

由「………」

環「Aにも、怪我させちゃっ、て…っ」

私はたーくんの涙にめっぽう弱い。思わず首に腕を回す。

大好きだよ、って伝える方法。

A「分かってる、たーくん優しいもん。だから戻ってきてくれたんだよね」

グズグズ泣いてるたーくんの頭を撫でてやる。

すると由も口を開いた。

由「…父さん、もうプリン食べないから泣き止んでよ」

環「ごめん、許して、由………」

由「許すから」

壮五「よし、仲直りだね」

壮五くんの言葉で家族会議(？)は平和に終わった。

壮五「もー、環くんったら王様プリンの事になったら頭回らないんだから」

環「だってさぁ…」

壮五「これで懲りたでしょう？今度からは仲良くね」

今日は壮五くんも交えての夕食。

由「壮五さん、俺の唐揚げあげるよ」

壮五「いいの？ありがとう優しいね」

環「俺にはくれないクセに！」

今日は泣いて笑って大変だったけど、最後には絶対

笑顔で溢れている、四葉家。

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子育てじゃなくて環くんの駄々こねでした(笑)
泣き顔環くん大好きなんですよ私…

NEXT壮五パパ！