子育て短編集【アイナナ】

トウマパパ ページ18

狗丸ソウマくん 5歳


トウマ「ただいま」


ライブ帰りのトウマ。すぐにリビングのソファーに体を沈ませる


A「お疲れ様、カッコよかったよ」


ソウマ「パパおかえり！カッコよかった！」


随分お疲れのようで、「うぅ…おー、さんきゅ」と呻く。


A「ご飯食べてきた？」


トウマ「まだ…」


ソウマ「パパ大丈夫？お水あるよ」


両手でコップを持って慎重にトウマに届ける姿がなんとも可愛い。


トウマ「おお、サンキュ。いい子だな」


ソファーから身を起こしてよしよしとソウマを撫でる。


心からの笑顔で嬉しそうなトウマ。


ソウマ「あのね、光がぴか〜ってパパにね！」


身振り手振りで一生懸命に伝える。大好きなパパに、想いを全身で。


A「新曲もカッコよかったよね」


ソウマ「うん！おれもう覚えちゃった！えへへ」


それから30分、ずっとŹOOĻの事について語っていたソウマ。


トウマも、終始嬉しそうに聞いていた。




A「ソウマったら語り疲れちゃったのかな」


すやすやと眠る小さな体にブランケットを掛けて寝室に連れていく。


トウマ「可愛いな、お前によく似てる」


A「はっ？」


トウマ「ははは、たまにはいいだろ。来いよ」


そう言って腕を広げる。ライブでテンション上がってるの、かな


A「ふふ、トウマイケメン〜」


構いなくトウマの腕に飛び込む。2人でこんな事は久しぶり。


トウマ「ソウマはAに似てるよな、口元とか」


ちゅ、短く響くリップ音。腰に回された腕によって至近距離。


A「ちょ、トウマ…！」


新婚の頃はこんなの当たり前で幸せだったが、今ではもう恥ずかしい。


トウマ「…嫌か？」


急に捨てられた子犬みたいな顔をする。


ずるいよ、トウマ。ダメだよ。


A「…嫌じゃないです」


ほら、誘惑に負けて私は項垂れる。


一方トウマは楽しげにキスの雨を私に降らせる。


トウマ「…愛してる」


ライブの熱は覚めない。


いつまで経ってもこの恋は醒めぬ夢のよう。





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トウマさんの奥さんは絶対に美人さんですよね…

NEXTリクエストのあった天パパ！

天パパ→←悠パパ

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