敵対視 ページ38
「えっと…急ではありますが、副顧問になりました…大野先生と同じ1年2組副担任のAです。よろしくお願いします」
生徒「お願いします！」
丁度5月からがいいねって校長に言われて、あれよあれよという間にあたしは美術部の副顧問になってしまった
だけど本当に何の知識もないあたしは、まだまだ生徒にすら教えてもらう状況
それを楽しんでいるように大野先生は時折あたしを見て笑う姿があったんだ
かれん「A先生って…絵描けるんですか？」
「えっ」
かれん「絵です。顧問になったからには絵ぐらい描けるってことですよね？」
「えっと…」
明らかに…
あたしのことを敵対視してるんだと気づかされる
やっぱり恋人？
高校生でも、まだ15歳でも女のカン…ってのが働いてるのかな？
あたしが大野先生の事好きって…気が付かれてるのかもしれないとすら感じるその目に、思わずたじろむ
ごだい「え〜？先生も描けないの？絵」
「え？」
ごだい「俺も俺も〜」
かれん「ちょっとごだい！あんたは黙ってて！」
ごだい「先生こいつ気をつけた方がいいですよ〜？大野先生のこと好きだからって、先生に近い女の人すっげ〜嫌うから！」
かれん「ちょっ////!ごだい!」
ごだい「大丈夫だって(笑)大野先生には聞こえてないっつ〜の」
「違うから！」って言った関さんとその男子生徒があたしの前から消えていく
…
あの話の流れからすると…大野先生は彼女の気持ちには気づいてないってこと？
それか…あの山岡くんが知らないだけとか…
何だか益々謎が増えてしまった
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さくらさく(プロフ) - skomiya0617さん» ありがとうございます。頑張ります！！ (2020年10月18日 11時) (
レス) id: dfcc736d8e (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 更新頑張ってください。待っています (2020年10月4日 22時) (レス) id: 151ccfc04a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらさく
| 作成日時：2020年3月30日 0時
