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落ちた影を見上げると染岡くんが。
染「…前は悪い」
まさか彼から謝ってくるなんて思ってもみなかったので驚いた。
『いいよ別に、本当のことだから』
染「悪いとは思ってるがお前を認めた訳じゃねえ」
かまくらの中の監督たちの声が聞こえた。
染岡くんはそれを聞いて舌打ちをしてかまくらから遠ざかって行った。
再びグラウンドに戻り、白恋中対雷門中の練習試合。
吉「好きに戦ってみてちょうだい。吹雪くんの実力を見たいだけだから」
監督はあなたはベンチよと付け足し、私ははい、と返事をしてグラウンドを見ると。
吹雪くんはディフェンスにいた。
鬼道くんからボールを受け取り、染岡くんが上がっていく。
ディフェンスを力づくで突破し、目の前には吹雪くん。
吹「そういう強引なプレー、嫌いじゃないよ」
アイスグランドで染岡くんはボールを奪われ、吹雪くんが上がる。
味方にパスを出すも風丸くんがカット。
吹雪くん以外はあまり強くないみたいだ。
そして染岡くんがドラゴンクラッシュを放つ。
だが、吹雪くんは必殺技も使わず、いとも簡単にシュートを止めた。
吹「…出番だよ」
何か呟いたと思ったら先程とは別人のようになってとてつもないスピードで上がる吹雪くん。
瞳の色が、変わった?
パワーでどんどんと抜いていく。
明らかに雰囲気が違う。
吹雪くんはあっという間にゴール前。
吹「吹き荒れろ、エターナルブリザード!」
強力なシュートは円堂くんのゴッドハンドを破る。
吉「そこまで!試合終了よ」
しかし染岡くんは吹雪くんとボールを蹴り合う。
吹「こんなもんかよ!もっと俺を楽しませろ!」
そう言ってエターナルブリザードを打つ。
財前さん、壁山くんのディフェンスでコースが変わり、ゴールには至らなかった。
監督がそこまで!と手を叩くと吹雪くんはふっ、と落ち着いた。
吉「イナズマキャラバンに入って、私達と戦って欲しいの」
吹「はい、いいですよ」
染岡くんは走ってキャラバンに帰って行った。
白恋中で暖を取っているとレーゼからの破壊予告が。
《負ければ破壊が待っている。助かる道は勝利のみ》
一気に室内は緊迫した雰囲気に。
そして翌日。吹雪くんを入れた練習がスタートするも、単独プレーが目立つ。
秋「どうして誰にもパスを出さないの…?」
夏「昨日と同じだわ」
吹雪くんは、私の目には一人と言うよりは二人に見えた。
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです!更新頑張ってください! (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水月 | 作成日時:2019年4月2日 21時