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ひとしきりボールを蹴り終わると、そろそろ戻ろうと私はイナズマキャラバンへの道を戻った。
秋「あ、白木さん!おかえり!」
円「白木も食えよ!うまいぜ!」
私は手を洗っておにぎりを1つ取る。
春「1つでいいんですか?」
『うん、大丈夫』
吉「近くに銭湯があるから入ってきなさい」
財前さんが堂々と男子の更衣室に入ったりと一悶着あったが皆で銭湯に浸かる。
銭湯に入った後はキャンプファイヤーをしたりと久しぶりの暖かい空気に皆がエイリア学園との戦いを忘れ、楽しんで体を休めた。
雪の中バスが急に止まる。
それにしても寒い。
1人の少年がバスに乗ってきた。
古「ところで坊主、どこまで行くんだ?」
「蹴り上げられたボールみたいにひたすら真っ直ぐに」
円「いいなその言い方!」
ひたすら真っ直ぐに、か。
雪だまりにタイヤを取られ、止まっていたバスにガシャン!!と大きな音がしたと思ったら窓の外には大きな熊が。
大きな振動と衝撃がバスを襲う。
ふと気がつくとバスに乗ってきた少年の姿がない。
再びガシャン!!と大きな衝撃の後熊が倒れ、少年が帰ってきた。
吹雪の所を抜けると少年はここで大丈夫、と言って出ていった。
円「白恋中の吹雪か!どんな奴なんだろうな」
皆が吹雪士郎に期待を寄せる中、染岡くんだけは誰も座っていない隣の席を見つめていた。
暫くして白恋中に到着。
雷門イレブンはフットボールフロンティアで優勝したことも相まって顔が知られているようだ。
しかし肝心の吹雪士郎は外出しているそう。
スキーにスケートにボブスレーに熊殺し、すごいな
ガタ、と誰かが入ってきた音がした。
「あ、吹雪くんが帰ってきたみたい!吹雪くん、お客さんが来てるよ」
「お客さん…?」
その声は、つい今しがた別れたばかりの彼のものだった。
「あれ?君たち!」
円「お前は…さっきの!」
染岡くんは吹雪くんから差し出された手を無視し、外へ出て行ってしまった。
吹「あれ、なんか怒らせちゃったかな」
円堂くんが謝罪し、監督が吹雪くんの名前を呼ぶ。
階段を降りて白恋中のグラウンドへ。
途中、吹雪くんは屋根から落ちた雪にものすごく怖がっていたけど何かあったのかな。
塔「ナヨナヨした奴だなほんとにすごいストライカーなのか?」
雪合戦は白熱。理事長の言葉をこんな所で気軽に使って大丈夫なのだろうか。
かまくらの外で空を仰いでいた私に人影が落ちる。
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです!更新頑張ってください! (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水月 | 作成日時:2019年4月2日 21時