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奈良公園に戻り、円堂くんは木野さんに手当てをして貰っている。
染「納得いなかいぜ！なんなんだ今日の監督のあの作戦は！」
私はキャラバンにもたれかかって話を聞いていた。
染「理事長に連絡して監督を変えてもらう！」
鬼「待てよ染岡！」
鬼道くんが皆に監督のあの作戦の意味を話す。
もう俺たちのサッカーじゃ通用しない、変えなきゃ勝てないんだ。
宇宙人と戦うということはきっとそういうこと。
円「それは違う！」
言い争う声を聞いてかキャラバンから円堂くんが出てくる。
円「監督は奴らを使って俺を特訓してくれたんだ」
一「特訓？」
円堂くんはあれのおかげで最後球筋が見えたと言った。
皆が円堂くんの言葉に希望を持ち、下を向いていた顔が上がった。
ただ1人、豪炎寺くんを除いては。
そこへ監督がやって来た。
吉「豪炎寺くん、あなたにはチームを離れてもらいます」
栗「今なんて言ったでやんスか監督？離れろとか何とか…」
今日の、3人組が関係してるのかな。
豪炎寺くんは私達に背を向ける。
風「豪炎寺は雷門のエースストライカーなんですよ！？」
円「説明して下さい！」
吉「私の使命は地上最強チームを作ること。そのチームに豪炎寺くんは必要無い、それだけです」
そう言われ、豪炎寺くんは円堂くんの止める声も聞かずに背を向けて歩いて行った。
少しだけ、泣いていたように見えたのは、多分気のせい、かな。
監督、あなたは追い出した理由も、何も言わないつもりですか。
染「豪炎寺を追い出すくらいなら、こいつを追い出せばよかったんだ！ろくに練習にも参加しねえ、試合にも出ねえこいつをな！」
私を指差して言う染岡くん。もっともな考えだ。
一「おい染岡！言い過ぎだ」
私は振り返り、豪炎寺くんの後を追いかけた円堂くんを追った。
円堂くんと話すだろうと思い、公園の出入口付近で豪炎寺くんを待っていると。
奥から歩いてきた豪炎寺くんはこちらを見た後何も言わずに通り過ぎようとする。
『今日グラウンドにいた怪しい3人組が、原因？』
私の言葉に歩みを止める豪炎寺くん。
豪「誰にも言わないでくれ」
『私、チームに入ってまだ数日だけど皆が豪炎寺くんのこと信頼してるのはすごく分かったよ』
離れても仲間は待っててくれるよ、と続けると豪炎寺くんはありがとうと答え、公園から去っていった。
私と違って、皆待っていてくれるのだから。
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (
レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです！更新頑張ってください！ (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水月 | 作成日時：2019年4月2日 21時
