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『…アイシング、した方がいいよ』
私の放った言葉に首を傾げるマネージャー達に前を見たまま監督が告げる。
吉「そうね。彼らにアイシングを」
秋「もう！怪我してたならどうして言ってくれないのよ！」
壁「だって…報告するほどでもなかったし」
風「1人でも多くの力が必要だと思ったんだ」
染「動けない皆の分まで俺たちが頑張らなきゃいけないのに…くそっ」
気持ちは分からなくもないけど無理してこれ以上メンバーが減った方が危険。
監督はそう判断したのかな。
吉「よく分かったわね」
『まあ、』
無愛想な私の返事に監督はそう、と言っただけだった。
夏「だから、7人で戦う作戦を？」
吉「鬼道有人、彼なら人数的不利を有利に変えられると思っていたわ」
そこからは攻めては守り、攻めては守りの繰り返し。
後半戦も残り僅かとなった。
円堂くんがマジン･ザ･ハンドでゴールを守り抜き、ボールは前線の鬼道くんへ。
ボールを止めた時のあの仲間からの信頼はそう簡単には得られない。
これが、円堂守。
円堂くんも一緒に上がっていき、ザ･フェニックスの体制を取るもボールは一ノ瀬くんから鬼道くんへ。
そして豪炎寺くんへとパスが繋がりファイアトルネードで1点をもぎ取った。
ここで試合終了のホイッスル。
雷門はSPフィクサーズに勝利した。
「負けたよ。さすがは日本一の雷門イレブンだ！」
あ、思い出した。
円「いや〜！え、今なんて？」
「あたし、知ってたんだ。あんた達がフットボールフロンティアで優勝したチームだって」
そう言ってニッと笑うこの女の子は、
「「「なんだって〜！？」」」
宇宙人に誘拐されたと噂の財前総理大臣の娘だ。
円「それ、どういうこと！？」
円堂くん達は女の子が財前塔子だと聞かされてすごく驚いていた。
だから、宇宙人に拘ってたのか。
塔「あたし、宇宙人達からパパを救い出したい。だから超強力な仲間が欲しいんだ」
円「それで俺達と強引に試合を」
財前さんはごめんと謝る。
私は後ろの電光掲示板からｻﾞｻﾞｻﾞ…と変な音がしたので後ろを見た。
塔「あたしと一緒に戦って欲しいんだ、パパを助けるために！」
その言葉に円堂くんはもちろんさ！と言い握手を交わす。
《地球の者達よ》
突如、エイリア学園が電光掲示板に姿を映した。
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (
レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです！更新頑張ってください！ (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水月 | 作成日時：2019年4月2日 21時
