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結局あの後すぐシャワーを浴びて眠りについたが、なかなか寝付けずに朝を迎えた。
イナズマキャラバンが漫遊寺を出て数分、車内は木暮くんの話題へ。目金くんはチームに来なくていいのだと言っていたけど。
壁「あのー、お話中のところすみませんが…」
皆がなんだと壁山くんの方を振り向くと、壁山くんの隣に小さな影が。
「「「ええーーっ！！！」」」
なんとそこには木暮くんがいて。監督が漫遊寺の監督に電話を掛けるために少し車を停める。当の本人はまたイタズラをして怒られていた。
吉「影山が脱走して真帝国学園を設立した…！？」
聞き覚えのある名前にまた頭が痛くなる。いつ、どこで聞いたのだろうか。記憶が鮮明にならない。
鬼道くん達の話に耳を傾けるも、なお一層酷くなる頭痛。
しばらく車を走らせて愛媛に入ったところでコンビニに立ち寄って昼食を買って店を出ると、不動明王と名乗る少年が現れ、かつての鬼道くんの仲間がいると明かした。
不「あとそこのお前、白咲A。総帥がお前に会いたがっていたよ」
そう言って彼はああ、今は白木なんだっけ？まあどっちでもいいかと笑う。
皆の視線が私に集まるのが分かる。でもそんなことを気にしていられないくらい速くなる鼓動。
『な、んで、』
白咲なんて、響木さんと鬼瓦警部くらいしか知らないはずなのに。なんで会ったこともない人の口からその名前が出てくるの。
不「あの白咲がこんなに落ちぶれているとはなぁ！」
キーンという耳鳴りと共に浅くなる呼吸。近くにいた吹雪くんが駆け寄ってくる。
吹「Aちゃん！大丈夫？」
『大丈夫、ごめんね、』
バスに乗り込み、不動と名乗った男の子の言う通りバスを走らせて着いた場所には海の底から新帝国学園が。
影「久しぶりだな円堂、それに鬼道」
顔を見て思い出した、鬼瓦警部が事件の時に特別に見せてくれた重要参考人リストに最有力として名前が載っていた、影山零治。
鬼「俺は逃げたんじゃない！あんたと決別したんだ！」
影「そして白木、君には会いたかったよ」
『…影山零治』
私が影山の名前を口に出したことで皆がこちらを見、影山は高く笑う。
影「鬼道、お前にかつての仲間に会わせてやろう」
駆けていく鬼道くんに続いて駆け出す円堂くん。
影「何をしている白木、お前も来い」
ギリ、と歯ぎしりをして影山の背中を追いかける。
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (
レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです！更新頑張ってください！ (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水月 | 作成日時：2019年4月2日 21時
