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私はなんで泣いたんだろう？
その理由を知ったらいけない気がして、ドキドキと心臓が騒ぎ出す。
私にはユンギさんがいるのに。
「…A」
ジニがそっとティッシュを差し出す。
涙を必死に拭って近くにあったお酒を一口飲むと、お酒独特の苦さで落ち着いた。
ぐっと涙を堪えて恐る恐る2人を見る。
「…好きなの？」
「…A」
2人も不安そうな顔をしてる。
私は今どんな顔してるんだろう？
「好き、なはずないよ。だって私にはユンギさんがいるんだもん。ユンギさんが好きだもん」
「ジョングクくんは？」
「ジョングクくんは、好き？」
「…わかんない」
またポタリと落ちた涙。
こんな自分が情けない。
「もう答えが出てると同じじゃない」
ジニが苦笑いした。
「A、ジョングクくんに恋したんだね」
私の涙でもらい泣きしそうなのか、ウルの目は涙でいっぱいだった。
「でも私、ちゃんとユンギさんが好きだよ。
彼といるとすごく落ち着くし、頼りになるし」
「ドキドキする？」
「え？」
「ユンギさんといて、ドキドキする？」
ジニの言葉に体がピクリと反応した。
「A、ユンギさんとキスとかえっちしたの？」
「私あんまり、したいと思わないからしてない…」
「ジミンとはしてたよね？」
「っ、」
ジミンは、キスもえっちも初めての人。
されるのはすごく嬉しかった。
幸せだと思った。
でも、別に今はユンギさんとキスとか早くしたいって気持ちにならない。
「ユンギさんとは、おしゃべりしたりくっついているだけで幸せなんだもん…」
「じゃあジョングクくんとキスする想像してみてよ」
ジニに言われて、少し戸惑ったけど想像してみる。
ジョングクくんとのキス。
ぶわっと全身が熱くなり、ドキドキが止まらない。
思わず口元を隠した。
「…」
これが答えなんだろうか？
私は、ジョングクくんに恋したんだろうか？
ジミンが死ぬほど好きだったように。
私は、ジョングクくんが好きなんだろうか？
「…家庭教師やめちゃったら？つらくない？
ジョングクくんに彼女いるのに…」
ウルが控えめにそう口にした。
確かに、つらい。
でも、、
「やめたくない…」
ジョングクくんに会えなくなると思うと怖かった。
あんなに彼のことが怖いって言ってたくせに。
私は今彼と離れるのが怖い。
「ねえ、私どうしたらいいの？」
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
