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「圓潮」

「はい」




晴明に名を呼ばれて出てきたのは一見戦うことも出来なさそうな優男




「娘、これは私の暇つぶしだが…
気を利かせて貴様の大事な奴良組の者共も呼んでやった」

「ま、て……何を、するつもり……」

「貴様の前世を、共に見てやろう。
楽しませろと、言っただろう?」




そう言って晴明はAの額に術をかけた時のように指先を向けそこに付けるとゆっくりと引いた




「あ、が、ぁ、いっ!
ぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」

「A!!っ、晴明ェェェェェ!!
Aにっ
俺の娘に触んじゃねぇぇぇえええ!!!!」




鯉伴の叫びに晴明は嘲笑を浮かべ、晴明の引かれた指先にはAから抜き取られるようにして出てきた何かの文字列のようなもの
それを先程圓潮と呼ばれた者が持っていた白紙の本に落とすとその本が光った




「あぁ、出来上がりましたよ。鵺様」

「そうか」

「……これはこれは、とてもそそる題名だ。
……題名は『紅夜叉』」

「ほう…夜叉か…」




晴明の後ろで茨木童子が鬼の名前がついていることになにやら不満を垂れていたが隣にいた鬼童丸に言いくるめられていた




「娘、貴様前世で『紅夜叉』という鬼だったのか?」

「は、ぁっ、はぁ……関係、ねぇだろうがっ!!」

「まぁそれもそうだな。
これから、貴様らと共に貴様の過去を見るのだから」




…………あ、れ……待って……"見る"?
"見る"って、どういうことだ?

そんな疑問を答えるように圓潮と呼ばれた男が一歩前に出た




「私、妖ではありますがただのしがない落語家でしてね」

「は……」

「仕事柄『喋る』のが得意なのです。
なので、これは私が読み上げましょう。
そして晴明様の術と私の畏が上手く交じ合う事でここにこの物語が映し出される」

「……」




まさか、まさか、まさか




やめろ




やめてくれ




「今の時代で言うと映画のような形になりますかね。
まぁ、落語家ではありますが、今回は昔話をするような形でやらせてもらいますよ」




やめて




「それでは、昔話を始めましょうか」

「やめろぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!!」




圓潮は座って、ゆっくりと冊子を開いたのだった


















.

双鬼→←昔話を始めよう



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(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて凄く嬉しいです!これからも愛読よろしくお願いします!! (5月8日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します!!本当に本当にこの小説すごく好きです…!! (5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます!これからもハラハラドキドキしちゃってください! (5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです! とても続きが気になります(*´∇`*) (4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月13日 16時

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