俳句って、なんだっけ ページ2
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京都での戦いから四ヶ月
無事リクオは13の誕生日を迎え妖怪での成人を迎えた
ゆえに三代目を襲名した
そして何故か、強制的に私もその場に突っ込まれ、あれよあれよと三代目補佐を正式に任命された
うちのやつら逃げ道ってものを絶対作らない(外堀がガチガチに埋められてる)から本当嫌！！！
なんで私が補佐なんかっっ！！
という感じの心境なのだが、もう一度言うがあの戦いから四ヶ月
よく分からない術を晴明より受けた私は翌日の昼間、目を覚ました
なにか夢を見ていたそうだがなんにも覚えてないから多分そんな重要じゃないと思う
術を受け四ヶ月たったがなんの変化もなし
私生活にも普通に過ごしているし(鬼纏やらなにやらの修業はみっちりだけど)前よりも幾分か忙しいが大きな変化は特にはない
「ふぇっぶしぇいっ！！！」
「くしゃみのしかたがきったねーな。
びっくりしたぞ今」
「あー、鼻水垂れてくる」
「ほら、ティッシュ」
父が差し出してきた箱ティッシュから2枚とり、チーン！とちり紙で鼻をかむ
2枚とって思い切りかむのが私のやり方だ
「……冬だなぁ」
「冬だねー」
「さみぃなぁ」
とか言いながら、私たちはコタツでぬくぬくしている
この奴良組本家の妖怪の数に対して一つのコタツしかない
毎日のことながら、戦争である
その戦争に参加した私とお父さんは当然、完全勝利
周りには私たちにボコられた妖怪たちが転がっている
「A様ー、ミカンでもいかかで…………
なんですかこの死屍累々」
「俺の勝ち抜いた証」
「私の勝ち抜いた証」
「貴方達が本気になればそりゃこうなりますよ」
ことり、と器に乗ったミカンをこたつの上に乗せた首無
「いやはや……
こたつは怖いな。入ったらもう抜け出せない」
「本当だよなぁ」
「そう思うなら鯉伴様もっと厚着すればいいでしょう！
A様なんてもうモッコモコ過ぎて髪の毛なのか服なのかわかりません！」
「おいコラ首無天パがなんだってぇ！？」
「ええ！？
そんなこと言ってませんよ！？天パなんて一言も！！」
もうこんなやり取りするのもめんどくなるほど寒い
この家造りが大昔のままだから風通り最高なんだよ
そりゃもう歯がガッチガチとみんなで合唱し始めるレベルで
「たっく、なんでこの家こんな隙間風ばっか吹くんだよドチクショウ！！」
「そりゃ江戸前からちょいちょい増築してこれになったからなぁ」
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
