それは突然に ページ7
.
年が明け、新年の祝賀モードも過ぎて日常が戻りつつある頃
花開院の静電気コンビとへっぽこ院ちゃんは今後のことについての話し合いを新年の挨拶兼ねて奴良組に訪れていた
「明けましておめでとう奴良くん。遅なったわ、挨拶」
「うん、おめでとう！花開院さん」
それにそっちのお二人も、とリクオは代表して彼らと挨拶を交わしていた
その部屋には奴良三代目とA、鴉天狗がおり、ゆらたちは三人プラスなぜか十三代目秀元が出ていた
「あけおめあけおめ〜！」
「……四百年前のやつが一番元気」
「Aちゃん元気そうやん。
あれから術、どうや？」
トントンと秀元は自分の額を指さした
「特に何も無いよ」
「ほんなら良かったわぁ」
相変わらずへらへらしているこの男
「お前やかましいぞ、秀元」
「なんやぬらちゃん冷たいなぁ」
「でも本当Aの言う通り死人が一番元気だな……」
「死しても元気なもんは元気なんやって〜」
「秀元！！大人しくしてろいうたやろ！！」
「ごめんごめん、ゆらちゃん」
なんだこの従弟関係
完全にへっぽこ院ちゃんなめられてんじゃね？
挨拶は程々に早速真剣な話、つまり今後のことについてにの話入った
竜二(黒髪チビ)がリクオと情報交換をしながらおじいちゃんやお父さんもその会話に交じりあれやこれやと話し合う
「…………」
「？Aちゃん？どうかしたん？」
「……いや」
なんだろう
なんか、頭がクラクラする
秀元に気をかけられながらAはなんでもないと手を振る
朝から少し調子は悪かった感じはあったが……
まさか風邪？
「……姉ちゃん？どうしたの？」
リクオがAの異変に気づいたことで止まることなく飛び交っていた会話が止まり、Aへと全員の目が向いた
「……なんでもない。風邪ひいたかな……」
「風邪？どれ」
お父さんが私のおでこに手を当て、自分のおでこにも手を当てる
「んー、熱はねぇな。喉痛かったりするのか？
体調悪かったんなら言えばいいだろうに」
「いや…まぁ朝から少しだけね。
でも平気そうだったからここ来たんだけど」
風邪はどちらかと言うと夕方から夜にかけて熱を上げる
でも今まだ午前中だ
そんなに酷い風邪をひいた気もしないのだが
「体調管理も出来ねぇとこれからの大戦の時体壊してたらどうするつもりだ姉」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
