いつか必ず燃やしてやる５【ツイステ】

チーム分けって？？？ ページ46

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季節は秋
心臓を戻してからというもの休日を返上して祓魔師の鍛え上げと各地にいる悪魔への理不尽なフルボッコ生活が続いていた
まぁ悪魔は大体は炎を見せたら大人しく言うこと聞くので既に事実上の王様みたいなものだ



「ナイトレイブンカレッジにも体育祭あったんだね」

「普通の学校ならあるだろ。どう考えたって」



そして現在A組とD組の飛行術授業
三馬鹿たちと箒片手にそんなことを呟いた



「僕もあるとは思わなかった」

「なんで」

「ユウやAのいた世界じゃないのか？」

「あるに決まってんじゃんデュース何言ってるの？」



ユウの返しに思わず私は笑った



「だってさ、魔法のあるこの世界なんだよ？
普通体育祭あるとは思わなくない？ね、Aちゃん」

「魔法で結構なんでもやっちゃうこの世界にあるとは思わないよね」



魔法のない私たちの世界だからこそ体育祭は楽しいのだが、魔法の存在するこの世界の体育祭とはどんなものなのか
話によると魔法なしの普通の体育祭っぽいが



「ここの体育祭はマジフトみたいに放映とかはされねぇけど、結構有名だぜ」

「放映されても困る」

「でも専用チャンネルでは生中継はしてるらしいけど」

「「専用チャンネルとは」」



私とユウの声が重なった



「ほら、うちの学校わりとお貴族様とかいるじゃん？」

「そういう人たちからの要望で作ったって話だ」

「うわぁ…きっと資金援助されてるんだろうね…」

「だろうね……」



うちの寮長も王族だし、話によるとスカラビアの寮長は熱砂の国というところの大富豪の跡取りだとか
レオナさん曰くその人の家はヘタな国の貴族や王族なんかよりもお金持ちなんだそうだ



「体育祭って何するの？？」

「兄貴から話聞いたことあるけど、まぁ普通の体育祭だったぜ？」

「へぇ。綱引きとかすんのかな」

「ナイトレイブンカレッジ生が綱引いてるとかただのギャグだろそれ」

「体育祭で綱引きしないの！？」



私してたのに！！



「普通借り物競争とかじゃね？？あとリレーとか」

「チームって何で別れるんだろうな」

「きっと寮対抗なんだゾ！」

「いやグリム、それ僕たち勝負にすらならない」



何十人と居る寮に対抗する一匹と一人しかいないオンボロ寮とか終わってる
グリムの阿呆な発言に私は苦笑した



「普通に考えてクラス対抗が妥当なんじゃないの？」

「確かに、Aの言う通りだな」

「クラス対抗？なんなんだゾ？それ」


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