突然のピンチ ページ39
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休日。
暇なので、そこら辺を適当に歩いていた。
本当に、それだけだった。
「おーすげぇ！雄英の人じゃん！」
そんな言葉が聞こえ、振り返る。
パーカーのフードを被った人が、ヒラヒラと手を振りながら近づいていた。
やっぱ一位は目立つよなぁ(白目)
「体育祭一位だよな？」
「はい」
あれ？この人どこかで…
「無個性なのに凄いな〜」
「ありがとうこざいます」
私はニッコリと愛想笑いを向ける。
ツゥ…と、冷汗が背中を伝った。
ちょっとヤバいかもしれない。
「こんなとこにいるんだ。ビックリした」
私は周囲の気配を探る。
幸い、今は朝早い時間帯で人通りは無い。
「私も驚きました」
一歩、前に踏み出す。
フードに隠れていた赤い瞳が、冷たく私を見据えていた。
「こんな所で会うとは、思いもしませんでしたよ」
私は怪しく両目を細め、少し首を傾げて言葉を紡ぐ。
「敵連合の…
死柄木弔さん？」
私は一歩、後ろに下がる。
空を切った死柄木さんの手が、ゆっくりと元へ戻った。
「危ないじゃないですか」
「なんで俺のこと知ってる」
明らかに不機嫌そうな死柄木さん。
怖いが、私は余裕を装って笑みを作る。
「ネット社会ですからね。知ろうと思えばいくらでも情報は手に入ります」
嘘ですごめんなさい。
漫画で全部読みました！
貴方の過去とか色々全部！！
不可抗力です！！←
「まあ、知ってんなら話は早い。ついてきてもらおうか」
「お断りしても？」
「ダメに決まってんだろ」
いやなんでだよ(真顔)
私がついていく理由無いよ？
周囲に人居ないから私を脅すことは出来ないよ？？
「貴方に従う理由は？」
「いいから黙ってついてこい」
「無いってことですね」
ニコッと笑みを向ける私に、あ〜と不機嫌そうな声を出して首をガリガリと掻き始める死柄木さん。
私は少し、眉を下げた。
「それ、やめた方がいいですよ。首を痛めます」
「……俺の勝手だろ」
「まあそうですけど。将来のこともちゃんと考えないと。そちらには回復属性の方、いらっしゃらないんでしょう？」
「…………」
お願い。
ガチの顔で睨みつけないで(震え)
私の心臓がヤバいから。
死柄木さんは考えるように目を瞬いたあと、再び首をガリガリと掻き始める。
眉を寄せた私に、ニタリと笑って言った。
「お前がついてくるならやめる」
「……はい？」
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青折り紙 - ま、まさか…フィクサー!? (2021年10月24日 8時) (
レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
絶 - USJ部分見たかった(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ (2020年9月9日 19時) (レス) id: a929c5d209 (このIDを非表示/違反報告)
みみ美 - あのお！！好きです！！いや好きです！頑張ってください！！ (2020年8月1日 19時) (レス) id: f8072227e7 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆(プロフ) - いや、好き、頑張ってください (2020年4月11日 17時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 幸せの花と片羽の蝶って小説版の題名ですよね (2020年4月2日 22時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心哀雪 | 作成日時：2020年3月1日 15時
