雄英体育祭が迫ってる ページ18
,
『ヒーローと敵は紙一重なんだよ』
『光ある所に影があるように』
『個性も同じ。いつ、何に、どう使うのか』
『それが、正義か悪かだけ』
『個性は、ヒーロー向きであり敵向き』
『洗脳は、敵向きでありヒーロー向き』
その言葉が、何よりも嬉しかった。
─────
午後
私は宣戦布告したいと言う心操君と共に1Aまできた。
「出れねーじゃん!何しに来たんだよ!」
「敵情視察だろザコ。敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな、体育祭の前に見ときてえんだろ。意味ねェからどけ モブ共」
「知らない人の事とりあえずモブって言うのやめよう!!」
「どんなもんかと見に来たが、ずいぶん偉そうだなぁ」
「え、ちょっ」
何故か心操君に引っ張られ、一緒に前に出る。
「ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」
「ああ!?」
「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。ねえA?」
「え?そう?」
「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ。知ってた?」
ねえ無視されたんだけど(キレ)
「体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ………
敵情視察?少なくとも
うん、心操君イケメン!
え?
グイッと人使に引っ張られる。
「特にこいつは、絶対そっちに行くよ」
「なんで人使は私をそんなに持ち上げるのかなぁ!?」
ねえ!と叫んでも人使は無視。
私無個性だよ!?
本来ならいじめられてもおかしくないんだからね!?
「隣のB組のモンだけどよぅ!!」
ぐおっと鉄哲君が飛び出して来たと思ったら、人使が再び私を引っ張った。
そのまま人だかりを抜けて行く。
言いたいこと言うだけ言って終わりか!
やり逃げと同じだよそれ!←
「人使、私無個性だよ?」
「でも俺より強い」
「あのねぇ」
ピタッと心操君が立ち止まる。
つられて私も立ち止まった。
どうしたんだろうと見上げる。
「Aはいいヒーローになれると思う。俺は、Aの隣でヒーローになりたい」
ダメか?なんて、悲しげに問う人使。
「いいに決まってるじゃんか…」
そんな可愛い顔で言われたら無理です。
まあ元々、体育祭で実力を見せて普通科からヒーロー科へ編入して推しを眺める予定でいたからいっか!
262人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青折り紙 - ま、まさか…フィクサー!? (2021年10月24日 8時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
絶 - USJ部分見たかった(´・ω・`)ショボーン (2020年9月9日 19時) (レス) id: a929c5d209 (このIDを非表示/違反報告)
みみ美 - あのお!!好きです!!いや好きです!頑張ってください!! (2020年8月1日 19時) (レス) id: f8072227e7 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆(プロフ) - いや、好き、頑張ってください (2020年4月11日 17時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 幸せの花と片羽の蝶って小説版の題名ですよね (2020年4月2日 22時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:心哀雪 | 作成日時:2020年3月1日 15時