初めての人間 担当匿名。 ページ19
イナリサイド
そのまま、エーミールさんに連れられてお城？に来た
こんなにでかいんだ…
em「入ってください!!」
in「大丈夫なの…?」
勝手に入って怒られないのか…?
em「?部隊に戻らなくて大丈夫なんですか?」
in「ぶ…たい?」
em「…?軍服着てますよね?近距離部隊の…」
in「ぐん…この布の事言ってるの?」
em「………グルさんに連絡してみますか…」
駄目だ、エーミールさんと話が噛み合ってない…
ﾋﾟｯ
em＜グルッペンさん、軍服を着た少女を見つけたのですが…＞
??＜…なんだ、それがどうかしたのか?＞
em＜部隊を知らないみたいで部隊に戻らないんですよ＞
??＜……?どういうことだ?軍服は着ていると言ったじゃないか＞
em＜軍服の事を布と言っているんですよね…＞
??＜意味が分からん…取り敢えずその少女を確保しておけ＞
em＜分かりました、図書室で一緒にいますね＞
??＜すぐにレイ達と帰る、それまで耐えてくれ＞
em＜分かりました＞
em「すいません、お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」
in「僕?僕はイナリだよ」
em「分かりました、イナリさん図書室に行きましょうか!!」
in「としょ?…行きたい!!」
どんなのか分かんないけど誘ってくれてるし、気になる…!!
em「分かりました、ついてきてください!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ここには知らない言葉がいっぱいあるな…
それにこの人お母さんと同じ匂いがする…
…紅茶だ!!お母さんが飲んでた!!
懐かしいな…
em「着きました、ここが図書室ですよ!!」
in「すごい…いっぱい魔導書があるよ!!」
em「魔導書以外もあるんですよ?」
in「すごいぞ…!!」
エーミールさんも魔法使えるのかな?
遊びたいな…
em「あ、軍帽とらないんですか?」
in「?ぐん…ぼー?」
em「頭に乗ってる物ですよ」
in「…エーミールさんは酷い事…しない…?」
em「………するわけないじゃないですか」
in「そうなのか…」
信じる事も大事…だよね…
お母さんも疑ってばっかだと楽しい事ないって言ってたもん…!!
em「⁈…耳ですか…」
in「うん…可笑しい…よね、僕…」
em「妖狐って事ですか…?」
in「うん…エーミールさんは僕の事殺したりしないの?」
em「こ、殺す…?!しませんよ!!」
in「そうなんだ…優しいね」
em「当たり前の事なんですがね…」
in「?…あ、この事…誰にも言わないでね?」
??＜もう着くぞ＞
em「はい、イナリさん行きましょうか!!」
in「どこ行くの?」
em「総統室ですよ」
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