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建国記念祝い ページ13

今日は建国パーティーの日だ。パーティー自体に興味は無いが、幹部が来るならあの方とも会えるかも知れない。


それならば話は別だ、と急いで支度をする。会場に着くとかなり賑わっていた。


その中で沢山の料理を運んでいるレイが目に入り、声を掛けた。


『大変そう手伝う』
ri「ありがと」


その後はフーカも加わり、三人で屋台を回った。レイには的当てが上手なせいで出禁になった。


フーカはご飯ばかり食べていた。……そんなに急いで食べなくても良いのに。


その後は当然ながらあの方の所へ行った。しかし幹部での打ち上げ会があるそうで、直に行ってしまった。


幹部と仲の良いレイも、多分参加するんだろうな。
……今だけは他の幹部と仲良くしておけば良かったと後悔する。


しかし今更考えてもどうにもならないか……。それならば、と夜まで訓練しながら時間を潰す。


そして、今の時間は深夜二時。流石にナイフを投げるのにも飽きてきた所だ。


そんな時、通信機に連絡が入る。……どうやら総統様からの様だ。


『……何の用ですか、総統様。』
Gr「エリナ、君に依頼したい事があるんだ。」
『……条件は何ですか。』
Gr「ゾムの来週、一週間分の予定を教えると言ったら……。」
『やります、やらせていただきます。』
Gr「p国の軍事情報を、出来るだけ多く集めてくれ。一番知りたいのは兵力だが、出来たらそれ以外も頼む。」
『了解です。……しかし、レイやフーカに依頼しないのは何故ですか。』
Gr「軍事情報を知るには、潜入して書類を集めるよりも、敵を捕らえて拷問する方が早いからな。適材適所、と言う訳だ。」
『……了解しました。三日以内には終わらせます。』
Gr「あぁ、期待しているゾ。」


通信機の電源を切って、ため息を吐く。…相変わらず食えない男だ。


あの総統は何を考えているか分からないし、出来れば敵に回したくない相手だ。


あの方が忠誠を誓っている以上は、元から危害を加えるつもり等無いが……。


もう一度だけため息を吐いて、私は夜の闇へと紛れていった。


そして三日後、約束の時間に総統室へと侵入する。目の前の男は分かっていた、とでも言うかの様な表情だ。


『お約束通り、情報は回収しました。兵の数、武器、兵士の質、今の情勢……等です。』
Gr「……三日間でここまで揃えるとはな。これからも何かあればよろしく頼む。」


__________


製作者 rie


次の方 かけらさん

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作者名:レイ x他2人 | 作者ホームページ:無いです  
作成日時:2022年3月28日 21時

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