16 ページ16
TH side
もうどうしようもないって思ったのは
Aとジミナも含めて初めて3人でご飯に行ったあの夜だった
俺が何かを話さなくてもお酒の飲めちゃう2人は勝手にどんどん親しく話すようになっていって
話していく中でAが
ジミナ
そう言ってタメ口で話し始めた時にはもう心が折れて不貞腐れるように寝るフリをした
だってやっぱり俺にはさん付けで敬語だから
結局そうやってジミンにヤキモチを妬いてる時点で彼女への恋心に蓋をすることなんて出来るわけなかったのに
不貞腐れるようずっと机に突っ伏していたら本当に意識が遠のいてきて
少しだけフワフワした意識の中で
優しく誰かが俺の頭に触れた
そっと俺の頭を撫でるその手に酷く安心して
何故か瞬時に彼女の手だってわかってしまった
｢テヒョンさん｣
優しい声で俺の名前を呼ぶ声だけが聴こえて
その後に聴こえたジミナの声はあやふやでなんて言っているかわからなかった
彼女の手が俺から離れたあと寂しくて触れていて欲しいってそう思って
あぁ、俺は多分Aを好きでいないことはできないんだって
そう思ったまま意識を手放した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1497人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - 最初からぶっ通しで今読み終わった者です笑笑最高でした、ジンやホバ、破壊神(こら)、登場の少ない人達の使い方も物語とうまく重なっていて上からで本当に申し訳ないんですけど今まで見てきた小説の中で抜群に綺麗に物語が絵が描かれていて....本当に素敵です泣泣 (2021年9月28日 1時) (
レス) @page49 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
アミモア(プロフ) - 完結おめでとうございます！感動の名作！！いのみづちゃんの作品大好きです！新作も楽しみにしてます！(*´꒳`*)♡ (2021年9月24日 21時) (レス) id: 3d7a23ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
Q(プロフ) - 下の方と一緒で…あとがき、刺さりました。こう思える人だから良きな作品が書けるんだろうなぁと…そしてそれを読める私、幸せ💜これからも無理せず頑張って下さい😍 (2021年9月23日 23時) (レス) @page49 id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - 完結お疲れ様でした。とても楽しませていただきました、そしてあとがきの言葉が凄く胸に響きました。想えるだけで幸せだなって思う日々だったので…色々とグッときました。次の作品も楽しみにしております！ (2021年9月23日 22時) (レス) @page49 id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 完結ありがとうございます！！この作品、前作から大好きでした！！！次のお話も楽しみにしてます！ (2021年9月23日 22時) (レス) @page49 id: e87608b688 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いのみづちゃん
| 作成日時：2021年8月16日 21時
