月夜の願い YG

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それから僕はただ身を潜め街を転々とし、生活した









やっぱりどれだけ時間が経っても老いることは無く









気づけば100年程の時が経ち









それだけ生きれば鬼の本能の制御も可能になり、理性に反して鬼になることは無くなった









JM ｢僕はいつまで生きるんだろう｣









もう死にたかった









でも僕は死ねなかった









自分で自分を殺してもその傷はすぐに無くなる









いわゆる不老不死だ









僕にとって酷く無機質な世界で、もう生きていく気力なんて無いのに









本能に負けてしまえばどれだけ制御できていても結局誰かを喰らってしまうのだ









誰かを喰らった後はものすごい罪悪感が僕を襲う









ただこの時間が苦しくて

あの日、神に長寿を願った自分さえ殺したくなった









JM ｢ア゛ァァァァァァァァ゛＿＿＿＿＿＿＿＿｣









ただ進み続け着いた都から離れた小さな村









僕の意識はそこで途切れた

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