【オリジナル】正反対の双子Ⅱ【合作】 (ページ8)

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#28【陽月葵】ページ8

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ｶﾞﾁｬｯ＿

俺は部屋に入って、扉を閉める。

『…俺の言った言葉で、アイツ等は反省すんのかな…』

…俺の言葉で更に悪化したら…そう考えると、心が苦しい。

『んん…ねみぃ…』

けど、今寝ちゃったら夕飯時に起きられない。

そう思った俺は部屋を出て、外に出掛けた。

『ふぅ…落ち着く涼しさだな』

外は涼しい風が吹いていて、とても気持ち良い。

今まで色々起こり過ぎた所為か、かなり疲労が溜まっているのだろう。

『……』

俺は公園のベンチに座り、遊具で遊んでいる小学生達を眺める。

『俺も、あんな風に、御白と遊びたいなぁ…』

もう今の年齢じゃ流石に無理だと思うけど。

小学生の頃からあんなに仲良く遊べていたら…両親は違っていたのかもしれない。

『…はぁーあ…』

俺は深い溜め息を吐く。

『( 両親が変わったら、俺も御白も変わるよな… )』

今回の件で両親は変わる気がする…。

いや、変わってくれないと困るが。

『…そろそろ夕飯だよな、帰るか…』

俺はベンチから立ち上がって、ポッケに手を突っ込んで家へ向かった。

ｶﾞﾁｬｯ＿

『ただいまー』

俺が家に入ると、3人がテレビを見ていた。

…どういう光景?

「お帰り。葵。」

「お帰りなさい、葵」

「お帰り。待ってたんだぞ」

俺は唖然としたまま、うん、と頷いた。

…3人が一緒に居るって事は、両親は変わったのだろうか。

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