【名前変換オリジナル】Happy Valentine DayⅠ (ページ7)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:16,911 hit

#6 ページ7

・

「めっちゃ照れてるなお前w」

「Aの事好きだもんなぁw」

…え?私の事が好き…?

「いや、あの…」

否定しない流羽の反応を見る限り、男子達はデタラメを言っていないと感じる。

…という事は…

『(両想いって事?)』

なら、ますます流羽にチョコを渡して、反応を見てみたい。

「Aちゃんも喜んでね?」

「Aちゃーん?」

『…え、あ……な、何…?』

私は急に話題を振られて、驚いてしまった。

急に振らないでほしい。

ちょっと、心臓に悪い。

「Aちゃんは、流羽をどう思ってる?」

『…い、言わない…今度分かるから』

今度…それは、2/14。

バレンタインの日に、分かるだろう。

「ちぇ〜、今告ってほしかったなぁ」

「ざーんねん…」

本当に残念そうな男子と女子。

…何故そんなにショックを受けるのだろう。

受ける程の物ではないと思うが…。

「A、勉強の途中だし、コイツ等無視してやろ」

『あ、うん』

でも、私はスルースキルは高くない。

無視出来ないが、流羽の事で頭を埋め尽くす事で、やっと話が分かって来た。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ__

恋愛話に付き合わされていた事で、教えてもらう時間が少なくなったのだろう。

チャイムが鳴った。

「じゃあ、また次の時間に」

と、流羽は自身の席に戻って行った。

・