【名前変換オリジナル】Happy Valentine DayⅠ (ページ2)

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–––––この世の中は、バレンタインが近付くと、やる気を入れる男が居る。

それは“チョコを貰いたいから”だ。

好きな人から貰うと、もっと嬉しいだろう。

これは、好きな男子にあげたい女子と、好きな女子から貰いたい男子の、物語である–––––

『っ、はぁ〜あ…どうしよ…』

私はチョコの材料を目の前にし、悩んでいた。

私には好きな男子が居る。

その男子の名は、東野流羽。

『(流羽に渡したいけど…受け取ってくれるかなぁ?)』

ずっと同じクラスの人だが、かなりモテている。

サッカー部のエースで、生徒会役員…おまけにイケメン。

…そりゃあモテるよね。

モテる要素しか無いのだ。

『う〜ん…』

私は悩んだ末、チョコの材料を購入した。

流羽に受け取ってくれなかった場合でも大丈夫な様に、ミルクチョコレートを作ろう。

作る方法は、携帯で調べれば大丈夫。

『…よし。後は日にちを待って、作って渡すだけ…』

まだバレンタインの2/14まで、日にちがある。

…今作る必要は無い。

私は買い物袋を持って、家路を辿った。

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