【オリジナル】百鬼会総長 (ページ13)

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ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ__

『おい、ちょっと良いか』

私は怒りが抑えられず、教室の扉を開ける。

そして、中に入る。

「ん?あ、輪廻の妹さんか」

「あんたのお兄ちゃん、めっちゃ弱いねw」

『あっそ。だから何?』

「は?」

兄貴の同級生達は、腹が立った表情をした。

『だから何か聞いてんだよ。メンタルが弱くて、何が悪い。俺等の事を知りもせず、馬鹿にするのはどうかと思うぞ?』

「はぁ…知りたいなんて思ってねぇしw “馬鹿にするのはどうかと思う”だっけ?俺等みたいに、喧嘩が強い奴等じゃねぇくせに。しゃしゃんな、後輩が」

凄い威圧をかけて来る。

私の目の前に来て、手をゴキゴキ鳴らす。

『そうかよ。お前等こそしゃしゃんな。そして…総長を舐めんな』

飛び蹴りで顎を上に蹴飛ばす。

そして、蹌踉めいた所を回し蹴りで追い討ちをかける。

『まだやるか?なら一気にかかって来い。全員ぶっ飛ばしてやるからよ』

私はニヤリと笑いながら、手をゴキゴキと鳴らす。

「あ、あ…」

「ごめんなさい!!」

「許して、下さい…!」

『…だとよ。どうなんだ?兄貴』

私の言葉で、兄貴は扉の後ろから出て来た。

「…もう俺に喧嘩吹っかけないで。次したら…ぶっ潰すから」

『いつもの兄貴だな…』

兄貴から殺意を感じる。

戻った様だ。

「はっ、はひ…!」

同級生等は鞄を持って、ダッシュで教室を出て行った。

『…ふぅ。兄貴、帰るぞ』

「うん、分かった。助かったよ」

『お礼は良いから。ほら』

私は兄貴の手を引っ張って、家に返って行った。

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