【オリジナル】嘘だらけの殺し屋家族 (ページ6)

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姉さんは、俺は動くのを待っていた。

動きが分からない限り、迂闊に動けないのであろう。

だから俺は敢えて動く事にした。

『これでもくらいなよ』

そう言って、姉さんに向かって爆弾を投げる。

姉さんは爆弾をナタで止めようと、爆弾に触れた瞬間、爆発した。

『その爆弾、ちょっと秘密があってさ…もうちょっと考えて動きなよ』

「あんたねぇ…もう戦闘不能まで追い込む」

一気に距離を詰めて来る。

1秒後には、目の前に居た。

「お返しよ」

『っ!』

ナタが首筋に当たりそうだ。

俺は爆弾を掴んで、投げようとする。

「この仕掛け、何か衝撃を与えないと爆発しないのよね?」

ナタを俺の首にシュッとやり、バックステップで避けて、爆弾を俺の足元に投げた。

『(ヤベッ…)』

大爆発が起き、俺は壁に飛ばされた。

壁に当たった衝撃で、頭や身体から血が流れて来る。

「ふふ、今回は私の勝ちかしら」

『はァ…舐めヤガって…!』

「羽衣!Aを怒らしちゃ…っ!」

母さんの声が聞こえたが、関係無い。

『じゃアな』

爆弾を姉さんに直接ぶつけた。

そこで俺は意識を失った。

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